上海は魅力的だが、それ以上に北京が好き

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北京と上海はこうも違うものかと感じることだらけ。上海のほうが先に豊かになり、洗練されているのだとわたしは思い込んでいました。たしかに北京にはきれいな夜景はありません。上海のような自由な雰囲気もありません。でも、いま現在どちらが洗練されているのかと聞かれるとわたしは北京だと思うのです。

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上海の街はきれいです。でも北京も本当はきれいなんです。ただ、黄砂の影響が大きいのか、掃除しても掃除しても砂だらけになります。どうしたって見た目がよろしくない。その見た目に騙されて、多くの人が北京は汚れているとか、遅れているとか思うかもしれませんがそんなことはありません。

経済的に豊かなのは間違いなく上海でしょう。上海のほうが物価も高い気がしますし、その高い物価で普通に生活している人が大勢います。選択肢も上海のほうが断然多いように感じます。ファッションの選択肢、食事の選択肢。上海は東京と変わらないレベルで何でも揃うのです。

でも、上海に住む人たちはひと昔前の中国人のイメージそのものです。そこらちゅうにたんを吐きます。歩きタバコをします。地下鉄ではわれ先にと席を奪い合います。それらはほとんど北京では見られなくなった光景です。文化人という表現が正しいかはわかりませんが、確実に北京の人たちのほうが文化人のような気がするのです。

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それでも、多くの日本人にとって北京よりも上海のほうが魅力的な街なのでしょう。北京でほとんど会うことのなかった日本人に上海ではかなり高確率ですれ違います。韓国、台湾に飽きた人たちは次のターゲットとして上海を選んでいるのかもしれません。

それでもわたしは上海よりも北京に魅力を感じています。北京は何度も行きたくなるのですが、上海はまた10年後でいいかなと思う程度です。もちろん杭州や蘇州に行く楽しみはあるので、そうはいってもまたすぐに上海に来ることでしょう。食べ物も美味しいですし。

もっとも好みの問題ですけどね。きっと北京より上海が好きな人のほうが多いかと思います。わたしの中で上海は香港以上台湾未満という位置づけです(当然北京は台北よりも好きです)今回の旅でその順序に変動はありません。ほんの少しだけど上海を感じれました。それだけでも大きな収穫です。

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