旅に出ることで見えてくる自分の本質【距離感の近さが引き出してくれたもの】

  • 2021.11.16
  • (更新日:2021.11.15)
  • TRAVEL
旅に出ることで見えてくる自分の本質【距離感の近さが引き出してくれたもの】

たった6日間関東を離れていただけですが、戻ってきて感じるのは、ここでの暮らしが大変そうだということ。境港でも岡山でも、なぜか私はいつも以上に物腰が柔らかで、丁寧に人と接していました。客観的に見てもちょっと尋常じゃないくらい丁寧になってる自分がいたのですが、羽田空港に降り立ってわかりました。この旅で出会った人たちが、それを引き出してくれていたのだということを。

関わった人たちはみんな優しくて、そして少しお節介(もちろん良い意味で)。かつて、東京の人は冷たいと言われていて、それがずっとしっくりこなかったのですが、今回の旅でようやくそれを実感しました。冷たいというよりは、みんな自分のことで精一杯。都会は物理的に何でも揃いますが、そういう社会で暮らすというのはとても大変なことなのかもしれません。

どちらがいいのかは人それぞれだと思いますが、私は地方の暮らしと共鳴するタイプなのでしょう。地方の暮らしにもいろいろありますし、街の規模も地方ごとに違うので断言はできませんが。この6日間はずっと「ありがとう」と口にしていた気がします。何をするのも、何をしてもらうのも「ありがとう」。私の人生史上最大数の「ありがとう」だった気がします。

それを引き出してくれたのが都会にはない、人との距離感なのは間違いありません。距離の詰め方が上手いといいますか、一言で懐に入ってくるおおらかさ。地方で暮らしていると、それを嫌なことだと感じるのかもしれませんが、私にとっては不快ではなく居心地がいい。少しまとまった期間の旅になったことで、それを強く感じました。生まれ育った環境の方が水が合うのでしょう。

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きっと東京は東京で生まれ育った人には居心地がいいけど、地方から出てくると冷たく感じたり、息苦しく感じるのかもしれません。ただ、多くの人がそのことに気付かず、ストレスを抱えながらも順応しようともがいている。そのエネルギーが上手くハマったときに、地方出身者であることが強みになる。ちょっとお節介なところだって、気が利くといった武器になります。

私はいつの間にか東京の水に馴染んでいて、関西弁はいつの間にかほとんど消えています。でも根っこのところは、思ったほど変わってないのかもしれません。少しお節介なところもありますし。羽田空港から家に帰る途中で食事をしたのですが、そのお店で食べた料理や飲んだ水を美味しいと感じませんでした。きっと1週間前なら気付かなかったこと。馴染んでいるように思えたのは、ただのメッキだったのかもしれません。

飾っていたものが剥がれ落ちた私が、これからどんな生き方をするのか自分でも興味があります。また飾ろうとするのか、それとも飾らなくてもいい生き方を選ぶのか。できれば後者でありたいものですが、八方美人な性格なので、ついつい飾ってしまうかもしれません。周りの目なんて気にせずに、素の自分をどれだけ出していけるのか。難しい課題かもしれませんが、やるだけやってみるとしましょう。

これはきっとひとつの転機。以前から、自分に大きな変化がありそうだと言っていましたが、これもその変化のひとつ。イライラしないで、自分のペースで暮らすための変化。いや、自分のペースでなくてもかまいません。流されるのが得意ですから、流れる雲のように形を自在に変えながら漂っていればいい。そう、雲には意志がなく流されるだけ。決して踏ん張ることもなく、そして留まることもなく。

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今回の旅で明確になったことがもうひとつ。それは私は太陽ではないということ。そんなことは分かりきったことでしたが、どこかで太陽である可能性を捨てきれていない自分がいたのも事実。でも久しぶりに人と長く話してわかったのは、私は太陽がいて初めて輝ける月のようなもの。

雲であり月であるとなると、なんとも風流なわけですが実際には普段は目立たない存在。ただそれをこれまで以上に受け入れることができたのが今回の旅の収穫。完璧に受け入れられるかどうかはわかりませんが、きっとそれはすべての煩悩がなくならない限り難しいのかなと思います。

それはともかく、やっぱり自分で輝ける人はエネルギッシュで情熱があります。残念ながら私にはそれがありません。自分で決めたことを淡々と積み重ねていくタイプで、できないことに挑戦なんかもしませんから。ただ、人にはそれぞれ役割があり、私は太陽ではないというだけのこと。

やっぱり旅はいいものです。あたりまえ過ぎて見えなかったものが見えてきます。万里の長城マラソンに行けないので、長く家を離れることがなく、こういう気づきもないままの1年半でした。いま自分がどうあればいいのか、どんな自分でありたいのかが見えてきた大切な時間。あとはこれを日々の生活に落とし込むだけ。

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