歴史を学ぶ意味【歴史を知ることが旅をもっと楽しくしてくれる】

昨日は境港を拠点に松江まで出かける旅プラン紹介のための取材でした。前回松江城マラソンで松江には1度訪れていますが、じっくりと観光できたわけでもなく、今回は仕事のためにゆっくりと。仕事のときと遊びのときが真逆な気もしますが、気づかなかったことにしてください。

詳しくは境港観光協会のサイト「さかえみなと、と」に今月中に掲載されるのでそちらを時々チェックしておいてもらえれば。今回は「伝える」ことが仕事なので、どうしても細かく見ることになるわけです。なんとなくでは伝えることはできませんので。そうなると気付きは増えていくわけです。

今回途中から合流してくれた境港観光協会の方は長く松江で仕事をしていたので、かなり詳しく話を聞けましたし、自分たちなら気づかないような出雲そばのお店に連れて行ってもらったり。出雲そばって出雲市が発祥じゃなく、松江が発祥らしいんですが知ってましたか?

前回のマラソンでは出雲大社近くで食べ損ねて、松江で食べたんですが、そのとき「どうせなら本場で食べたかった」なんて思ったんですが、どうやら本場で食べていたようです。無知ってこわいですね。藩主が松平さんになったときに、その前に信州で暮らしていたそうで、松江でも蕎麦を食べたいと。

あとは松江は日本三大和菓子処らしいのですが、それも前回は知らず。でもですよ、そんなことを知らずに松江城マラソンが終わった後に、観光をしながら和菓子食べてたんですよ。いやいや、無知ながらちゃんとやることをやってるのは、食いしん坊にもほどがおります。

私は基本的には同じ場所を訪れないタイプなのですが(海外は除く)、こうやって2回目の訪問だから見えてくることもあります。2回目までに学ぶこともありますから。例えば、松江には田部家という名家があるのですが、前回は全然知らなかったわけです。だから「田部」の文字を見ても素通り。

今回はしっかり引っかかるわけです。そしたら境港観光協会の方が教えてくれるわけです。メディア関係の仕事をしていたから、田部家についてはものすごく詳しいんです。ちなみに田部家は日本で1番多くの山を持っていて(国有林を天皇家のものとするなら天皇家が1番ですが)、中国地方の山はほとんど田部家のものです。

3代目島根県知事である田部長右衛門さんも、もちろん田部家の人。そういうことを学んでから訪れると、見えるものがまったく変わってくるわけです。そうなると再訪というのも悪くないなと思ったりするわけです。そう思えるようになったのは、やはり司馬遼太郎さんの街道をゆくのおかげですが。

こんなにも見落としていたんだということを思い知らされるわけで、そうなるともう1℃訪問したくなる。ただ、司馬遼太郎さんの足跡に自分の足を重ねるつもりはありません。私は司馬遼太郎さんではありませんから、やっぱり自分だけの旅、自分だけの景色を求めたい。ちょっとだけ傲慢なところもあるのです。

ただ司馬遼太郎さんが訪れてない場所などあるのでしょうか。それくらい日本も東アジアも網羅していて、街道をゆくを読んだら行きたいところばかりなのですよ。まあ司馬遼太郎さんの足跡に重ねながら、時々寄り道すればいいのかもしれません。司馬遼太郎さんの足跡に足を重ねるというのは、司馬遼太郎さんにはできないことですし。

とにかく、今回は松江にはやってきて学んだことは多々あります。そして他の場所でもきちんと歴史を学んでいれば、いろいろなことに気付ける可能性があるということ。やっぱり歴史は大事ですね。そういう意味では鶴巻温泉や伊豆高原についても、もう少し歴史を学んでおこうかと思います。

おそらく今年の夏も旅に出ることはなさそうなので、次に出かけるとしたら秋。しっかりと事前に歴史を勉強をして、自分のアンテナの精度を高めておくようにします。次は島原か平戸か、はたまた別の場所かはわかりませんが、ただ行って走って終わりということのないようにしたいところです。

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