香港旅行記「ちょっと香港までiPad mini買いに行ってくる」（その１）

「iPadminiを買いにちょっと香港まで行ってくる」の旅。ことの始まりは、お盆休みに日本橋から伊勢神宮まで走ってお伊勢参りをしようと決めたことにある。もし完走できたならば、おいらは9日間も音信不通になりかねない。ブログで生存確認してくれている人たちが心配するではないか…と思いたい。

そこで格安SIMカードを使って、ネットにつないで、ブログの更新をしようではないかと考えた。そのためには端末が必要だ。そうするとSIMフリーのタブレットがいる。ならばSIMフリーのiPadminiだろうと、脳内で超難解な方程式が成り立った。

 

そんなものAmazonで買えば済むだろうとか、アキバで買えよみたいななんて夢のないこと語るなかれ。少年よ大志をいだけと、言うではないか。なのでおいらは香港を選んだ。単純に香港に行きたかったのだ。いや、正確には海外ならどこでも良かった。海外独特の日本にはない匂いを体が求めていた。

 

ちなみに今回が初の香港！

 

香港までは5万円程度とわりと安くいける。LCCとかに頼らなくても、それほど割高感のない金額で、なおかつ羽田から出発できる。というわけで、GWの北京に続いて、今回もANAでのフライトにした。反日、鳥インフルエンザなんかの影響がまだ残ってるのかな。おいらにしてみてば、ありがたい限りやけど。

 

最近は海外に行くのにほとんど羽田空港を使っている。あまりにお手軽すぎて、いつかうっかりパスポートを忘れそうでこわい。大和にあるアパートから1時間程度でつけてしまう。朝早い便でも、問題ない。しかも時代はオンラインチェックインのシステムがある。預け荷物がなければ、電車から降りてそのまま出国審査に向かえる。もはや空港に2時間前到着なんて必要ないのだ。混雑している時期でもなければ、1時間前に到着できるように家を出てもなんとかなる。おいらは石橋を叩いて壊すほどの慎重派なので、もちろん2時間前に空港にいるようにはしている。

 

軽く書いたけどおいらは普通の旅行では預け荷物をしない。かと言ってギリギリサイズのカバンを持ち込むこともしない。アジアごとき2泊3日で預け荷物などいらないのだよ。普段使いのカバンひとつで旅できる気楽さが、アジアにはある。今回、無事にiPadminiを手にしたら、さらに荷物を減らせる。あとはカメラをコンパクトにしたいけど、それはいずれ。

 

ANAなので、なんの問題もなく機内食も普通に美味しく、あっという間に香港到着。そして、受け取る荷物もないので、すぐに市街地へ…と行きたいところだけど、まずはATMで2000香港ドルをキャッシング。レートは…あんま考えてなかった（笑）1香港ドルで12円ぐらい？そんなこと気にしてもハゲるだけだ。少しでも節約したい人が、わざわざ香港までiPadminiを買いにこない。

 

市街地まではエアポートエクスプレスを利用する。切符を買わずに香港版Suicaともいうべきオクトパスカードを購入。これがあるのとないのとでは、旅の快適さが全く違う。特に香港では買い物の多くがこのオクトパスカードで支払い可能。少なくとも庶民の行動範囲では。素晴らしいのは日本みたいにカードが乱立していないこと。オクトパスカードひとつだけだ。わかりやすくていい。いまの日本のカード乱立状態を外国人旅行者はどう考えているんだろう。SuicaとPASMOの違いをおいらは外国人旅行者に説明できない。

 

香港空港から30分弱で香港駅に到着して、まずはAppleStoreへ。香港駅の真上にあるので、とりあえず値段の確認ね。32GBモデルで4,388香港ドルでした。別に買っても構わないけど、それをすると、楽しみが半減してしまう。好きなおかずは最後までとっておいて人に取られるタイプです、はい。

 

値段を確認したら、ぷらぷら街歩きしながらホテルに向かう。ランチタイムは過ぎていたけど、朝ごはん兼ランチの機内食になってたから、軽く食べておこうと事前に調べておいたお店「永合成茶茶餐廳」に行ってみることにした。香港で初めてのご飯な上に、ローカルな感じで勝手が分からないけど、なんとなくうまく進む。が、このなんとなくうまく進むというのが、今回の旅の最大の敵だった。

 

ホテルは外環にあるイビスホテル。けっこう街のはずれかと思ったけど、悪くはない立地。近くにコンビニもあるし、地下鉄もわりと近いし、トラムはかなり近い。さすが、1泊1000香港ドルの宿だ。もっともこの金額、香港では格安の部類に入る。あとにしてわかるんだけど、それなりに便利だと思った立地も、他のホテルに比べて、たいぶ劣るみたいだ。

 

ホテルはなぜか、部屋が大きめにアップグレードされたみたい。おいら、このアップグレードによく遭遇する。楽天トラベルの力なのか？そもそもホテルというのはそういうものなのか。とにかく、広くて清潔感のある部屋に泊まれることになった。清潔感のあるというのもひとつのキーワードかもしれない。

 

部屋を確認したので、さっそく繁華街に出かけたのだけど、長くなりそうなので、今日はここまで。