東海道中膝栗毛 お伊勢参りランまとめ

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お伊勢参りランについていちおうまとめはしておこうと思う。日々の日記のほうでその日感じたことを書いてきたのであらためて書くようなこともないかもしれないけど、逆にその日の行程なんかはふれていないことがあったので、今後同じようなことをしようと考えている人のためにも書いておこうと思う。もちろん、自分自身のためにもね。来年は違うことに挑戦するつもりでいるけど、やっぱ悔しいからと再々挑戦しないとも限らないのでね。

元々のスケジュールはこうだ。

8/09 日本橋-横浜  30km    30km
8/10 横浜-小田原  55km    85km
8/11 小田原-吉原  60km  145km 
8/12 吉原-藤枝   59km  204km
8/13 藤枝-浜松   55km  259km
8/14 浜松-岡崎   69km  328km
8/15 岡崎-桑名   55km  383km
8/16 桑名-松坂   58km  441km
8/17 松坂-伊勢      23km  464km 
 
そして実際のところはこうなった。
 
8/09 日本橋-子安  25km    25km
8/10 子安-小田原  60km    85km
8/11 小田原-吉原  60km  145km 
8/12 吉原-藤枝   59km  204km
8/13 藤枝-掛川   25km  229km
8/14 掛川-新居   49km  278km
8/15 新居-藤川   39km  317km
8/16 藤川-熱田   39km  356km
 
一目瞭然であるが、8月13日でスケジュールが大幅に崩れた。5日目に発生したのが熱中症による下痢とふらつき。そして何よりも思考能力が圧倒的に低下していた。そこまでの日程で距離を重視するあまり、最も危険な時間である13時前後も走っていた。このことが疲労の蓄積になり、水分の過剰補給になってしまったと考えている。内蔵が水分を吸収しきれずに下痢となる。
 

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夏場のランニング距離としても最初の想定の60キロ/日というのが間違っていた。もちろん経験に基づく数字ではあるのだけれども、これまでは夏じゃなかったり夏でも高地を走ることが多かった。何日も連続して30℃以上なんてことは初めての経験だ。理想は1日40キロといったところか。50キロでも頑張れないことはないけど、確実に疲労は蓄積していく。1日目に60キロ走り、2日目に40キロといったようなメリハリが有効かもしれない。
 
走る時間にも問題がある。今回はホテルを利用したのでスタート時間がどうしても6時過ぎになる。夏場であることを考えれば4時台にはスタートしたい。そして11時には切り上げて、16時から20時までもう一度走る。いかに涼しい時間に走れるかがポイントになってくる。そうなると野宿を組み合わせるしかないのだけれども、東海道は野宿ポイントが少ない。都会をつないで走るのだから当然といえば当然なんだけど、どうしてもホテルを使うことになる。そう考えると1日50キロで10日間というのが理想のスケジュールか。
 

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7日目も走行距離が短い。この日は本当にリタイア寸前だった。熱中症よりもたちが悪い足の腫れがどうしようもなかった。地面に足をつけることすらできない。そんなときに公園で休んでいたら、男女の二人組が現れて、おいらの体内の気を整えて治してくれた。気功なんだろうね。いや、感心するのはそこではない。そのタイミングでそういう人たちに出会えるというのが奇跡とも言える。おいらは彼らを神様の使いではないかと思っている。神頼みをする対象としての神様は信じていないけど、神社に住む神様というのは間違いなく存在すると思っている。その話はいずれまた。
 
江戸時代の人はこの距離以上を普通に歩いていた。飛脚のうちにはひと月に東海道を3往復する人もいたらしい。正直格が違うというか、いまだに納得出来ない。なぜ、そんなことができたのか。走り方の技術の問題なのか、それとも精神力の問題なのか、はたまた筋力の問題なのか。昔の人にできていて、今のおいらができないということが納得いかない。
 

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まずは年内に残り約100キロを終わらせておこうと思う。2泊3日の計算でなんとかなるだろう。2年連続リタイアしたという悔しさがきっとおいらのランナーとしてのばねになる。そして、残りを走ることで走れないわけではないという自信につなげたい。そこで何を得られるのかはわからないけど、このままでは終われない。まってろ伊勢神宮!
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