自分の目で見て感じた福島・猪苗代について語らせてもらおう

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ほぼ初めての福島で感じたことなんかをまとめておこうと思います。実際に行くまでは福島という大きな括りで考えていましたが、どうも大きな勘違いをしていたようです。地図上ではどこにあるかは知っていましたが、東京から250キロという距離感がいまいちつかめていなかったのかもしれません。福島県の東西の距離はおそらく静岡県の東西の距離よりも長いのでしょう。そして、その真中に位置するのが猪苗代湖ということになります。猪苗代からちょっと行けば米沢です。新潟だって遠くない。知っている人は当然知っていることです。でも初めて訪れるおいらにしれみれば驚きです。こういうことは自分で確かめないと実感がわかないものです。

行く前は何度か目にした「風評被害」という言葉が気になっていました。文章ではいくつもの「がんばろう福島」のようなものを目にしましたが、それを口にする人たちはマラソン関係者にもいませんでした。がんばろうの意識はあるけど、もう言葉にするようなものではないのかもしれません。頑張るにしてもいったいいつまで頑張ればいいのか先が見えないわけです。一体どこが終着点か分からないのに頑張るのは難しいことです。しかも会津は原発から遠くはなれています。それこそ一括りに福島と言われてもピンとこないのかもしれません。

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震災の影響なのかどうかはわかりませんが、猪苗代や裏磐梯では多くのものがきれいでした。どこに行ってもきれいなトイレがあるし、道も案内板もよく整備されています。これが以前からかどうなのかわからないのが残念です。ただ、この地では会津藩というものの影響が強く残っているのは間違いありません。会津藩からの伝統と、明治以降の迫害や差別がこの地に影響を与えないわけがありません。いまの若い人はそんなこと気にしないのかもしれませんが、自然と受け継がれているものは確実にあるのです。

マラソン大会で河童をかぶって走ったのですが、今回ほど注目されなかったことはありません。みんな気にはしているけどどう扱っていいのかわからない様子です。長い間迫害されてきた歴史が、目立つことを避けようとする習慣になっているのかもしれません。こういうところが排他的と受け取られているところもあるんでしょう。余所者や異分子を受け入れにくい文化があるというのは肌で感じました。ただ、こちらから話しかければみんなよく話をしてくれます。話し始めると話の長いこと(笑)河童はじっくりと浸透させていこうと思います。

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良い面はあげればキリがないほどにあります。もし可能ならいずれ住んでみたいとさえ考えるほど。いま仕事があるのならすぐにでも住みたいと思うほど良いところです。圧倒的に空気がきれいで、水がきれい。スキー場さえなければ山も見事なんですが、これは重要な観光資源なので仕方ないのでしょう。温泉も数多くあり、しかも湯質がいい。水が美味しいから食べ物も美味しい。

これが福島全体の評価というわけではないのですが、少なくとも猪苗代周辺は居心地がいいのです。

そういえば少し北にある米沢に行ったときに小野川温泉まで足を伸ばしたのですが、ここはなんて良いところだろうと感じたのを思い出しました。あそこから山を越えれば裏磐梯で、その先に猪苗代があったわけです。幕末の会津の話も好きですし、米沢の上杉鷹山も尊敬する人の1人です。そういえばそもそも会津は上杉家の領地だったはず。家康に会津を没収されて、米沢に移った歴史がある。現代でもその時代から受け継がれたものがあるのかもしれません。

やっぱり自分の目で見なきゃいけませんね。

もちろんこれは福島に限ったことではないですが。寒さが苦手なので冬は行くことはないと思いますが、春夏と違う季節の猪苗代を見てみたい。そして会津若松も駆け抜けてみたい。これまで縁のなかった福島が急に身近に感じるようになったのが最大の収穫です。いずれは会津だけでなく浜通りや中通りも自分の目で見てみようと思います。海側へ行くにしたがってやはり原発の影響が強くなるのでしょうが、それも福島を語るうえで避けては通れない問題です。目を背けずにしっかりと自分の目で見て、考えていこうと思います。

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