世界遺産富士山の構成資産に認定された名水「忍野八海」

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訪問日:2010年6月26日

柿田川湧水群にとてもよく似ている名水が忍野八海です。富士山からの湧水ということである意味兄弟のような湧水群なのでしょう。柿田川湧水群は静岡側にあり、忍野八海は山梨側にあります。水の質感や色は本当にそっくりですが、周辺の開発状況もあって、忍野八海のほうが広い範囲で湧水を楽しめることが出来ます。ただし、世界遺産富士山の構成資産として認定されていて、それ以前から観光地化されているので自然の中の湧水を楽しみたい人にはちょっと物足りないかもしれません。

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忍野八海は山中湖と河口湖の中間、やや山中湖側にあります。基本的には車で周辺の駐車場まで行くのがベストでしょう。富士山駅からバスで移動も可能ですが、便利とはいえません。ただ車で行くにしても周辺の道は渋滞が激しく、しかも冬場は凍結することを念頭に入れておきましょう。冬の忍野八海も捨てがたいですが、おいらは冬に車で忍野八海にまで行ける自信がありません。

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この湧水はいずれ相模川に合流し相模湾に流れ込みます。これはちょっと驚きでした。ちなみに相模湖の源流は山中湖ということになっています。山中湖にたまった水は相模川の源流として道志みち沿いを津久井湖に向かって流れていき、その少し北側にある忍野八海は桂川として相模湖に流れ込み、津久井湖の手前で相模川に合流します。いつか、相模川の源流を訪ねるランをしてみたいです。

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八海の名が示すように、大きな8つの池があります。すべて徒歩圏内にあるのでちょっとした散策にちょうどいいかもしれません。どれがすごいという感想はないというか、やはり観光地化されすぎているのはおいらにはマイナスポイントです。誰も行かない山奥にひっそりというのが理想ですが、そんなところにある名水を手入れするのもやはり大変なので、それはおいらのわがままだというのは理解しています。

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そういう意味では一度行けばもういいかなという名水のひとつです。でも名水好きは絶対に一度行っておくべき場所でもあります。水の透明度は素晴らしい。世界的に見てもこれだけの清流はなかなかみつからないかと思います。名水好きでなくても富士五湖周辺に行くようなことがあればぜひ一度訪れてみてください。富士五湖以外にもこんな不思議なところがあるんだと知っておくのも話のネタにはいいでしょう。それ以上でもなければそれ以下でもありませんが。

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いちおう神聖な場所なんですよ。富士登山をする人はここで身を清めてから富士参拝をしたとか。でもおいらてきにはピンと来ない場所でした。2010年の訪問なのに記憶も曖昧です。次に富士山マラソンに出ることがあるなら再訪してみようとは思いますが。

 所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草
アクセス:国道138号線山中湖から河口湖方面に向かう右側
環境庁選定名水百選:忍野八海

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