孫文が安置されていた北京の香山に行ってきた

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北京では観光スポットはほぼ行き尽くしたと思っていましたが、現地のガイドブックを見てまだまだ郊外など行けていない場所がいくつもあることがわかりました。

その中でも気になったのが香山公園。頤和園の先ですからかなり遠い感じがしますが、最近になって電車が開通したのでお手軽に。ところが乗り換えの駅に行くと駅員さんが何やら言ってます。

中国語は理解できないので、とりあえずガイドブックを見せて「ここへ行きたい」と伝えます。そうすると「バスで行け」とのこと。駅の外にバス停はあるものの香山公園行きは見つかりません。

こういうときに役立つのはやっぱり地図アプリです。中国でのメジャーな地図アプリである百度地図で現在地から香山公園まで検索したら、なんとバス乗り場までのルートも案内してくれます。

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いい時代ですよね。10年前ならホテルに戻ってふて寝してました。

ただ、普通のルートバスな上に小学生の授業終わりと重なってバスはぎゅうぎゅう。でもこういうのが実は好きだったり。普通の観光ではなかなか味わえないローカル感。

でもよく考えたら普通にバスを乗りこなすのって、かなり現地民に近づいてます。北京はもう何回目か分かりませんが、緊張感もなく普通にやっていけます。初めての食堂はいつもちょっと緊張しますが。

ローカルバスはかなりゆっくりで、香山についたときにはすでにお昼。一応山登りなので腹ごしらえ。山登りですがビールを注文。お店のおばちゃんに「真っ昼間から、もう」って顔されましたが。

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さて香山公園。入場するのにWechat PayかAlipayが使えます。Alipayは設定していましたので、試験的に試してみることに。結論から言えばNGでした…現地の電話番号がないと使えません。

Wechat PayでもAlipayでも早く外国人でも使えるようにしてほしいところです。外貨の問題があるなら、せめて中国国内でチャージできるようにしてくれるとか。

香山公園は世界的にも有名な山とのこと。孫文の死後、ここのお寺に遺体を安置していた場所で、山全体が寺院のようになっています。しっかり見ようと思ったら1日ではとても周りきれません。

しかも550m以上の標高があります。

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別に山頂まで行く必要はないのですが、目の前に山があれば上るしかないでしょう。煙と何とかは高いところが好きだと言いますが、きっとわたしは前世が煙なんでしょう。

予備知識ゼロで公園に入り、まずは香山寺へ。香山公園の名前になっただけあって見事な造りです。ここは明代からのお寺も多く、日本で言えば江戸時代に作られています。

ちなみにお釈迦様が修行した山が香山という山で、ここの香山はもちろんそれにちなんだものです。世界中にこの香山というものがありますが、そのほとんどが仏教の経典からくるものです。

日本のお寺とはまた違った佇まいですが、中国にあってお寺はやはり特別な空間です。

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ここまでの坂道でかなりヘバッていましたが、ここからが山登り本番です。550mの山ですが、その道はすべて舗装されています。歩けない人のためにケーブルカーもあります。

ここで階段練習合宿をすればいいんじゃないかと思うくらい永遠に続く階段と坂道。夏前に香港合宿しようかと思っていましたが、こちらのほうが良いかもしれません。

北京はもう空気が悪い日もかなり減りましたし、走るのにはとても気持ちがいい場所がたくさんあります。ネット環境がいまいちですので、暮らすのはちょっと大変ですが。

かなり厳しい階段に中国の若者も喘いでいましたが、なんとか上りきり、北京の街を一望…のはずが、この日は霞んでいて近くしか見えず。夜になると月がキレイに見えるくらい空気はいいんですけどね。

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上ったら降りなくてはいけません。実は本当につらかったのはこちら。足元がややすべるFUROSHIKIを履いてきたため、下りはかなり慎重にいきます。足はもうパンパン。

北京にまで来ていったい何をしているんでしょう?

なんとか転ばずに下山して、五百羅漢と孫中山記念堂のある碧雲寺へ。入場時間ギリギリに滑り込みましたが、きちんと全部見て回ることはできました。展示室では孫文がいかに慕われていたかが分かる資料がいくつも。

中国人からも台湾人からも愛される孫文。知っているようで知らない国父について、もうちょっと勉強してからまた来る必要がありますね。ただ、自分もそういう存在になりたいという想いが高まったのは事実です。

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結局午前中にゲストハウスを出たのに、北京市街地に戻ってきたのは18時。1日掛けてのプチ旅行になってしまいました。でもこういうまだ知らない場所がたくさんあるわけで、ちょっとワクワクが高まっています。

ただし、この日の歩行距離は20kmオーバー。人を連れてくるのはやめておこうかな。


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