香港旅行記「ちょっと香港までiPad mini買いに行ってくる」(その2)

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北京は中国語読みするとBeijin(ベイジン)。なのにおいらたちはずっとペキンと読んできた。理由はわからないけど、北京を中国の一部では北京と呼ぶ。その中に広州語も含まれていて、九龍半島には北京道はペキンと呼ぶ。それだけでなく日本に伝わる中国語の読みの多くは広東語由来なのではないかと思うものが少なくない。理由はよくわからないけど、広東語は昔の中国語由来の言葉が多く、標準語である北京語はまだ新しい言葉だから日本語との相違があるのではないかと思う。同じ中国語でも北京語(標準語)と広東語ではまったく違う言語である。今回の旅ではこの言葉の壁にやられたような感じが強い。

ホテルで落ち着いたあとに向かったのは、香港の繁華街でもある旺角(モンコック)。降りた駅は旺角ではなくひとつ北側の太子駅。ここから歩いて南下して、夕方前にアベニュー・オブ・スターズに向かおうという計画。地図上ではけっこうな距離がありそうだったけど、香港駅から外環まで歩いてみて、思った以上に香港の街の小ささを感じたので、もしかしてあるけるんじゃないかと思ったわけだ。ランナーの間違った感覚のひとつだな。10キロ以下は移動可能距離だと判断してしまう。

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太子から旺角までは金魚街がある。多くの軒先で袋に入った金魚が売られている。金魚だけでなく水草もあるし亀やザリガニ、カニもいる。そして、真剣に悩んでいる香港人がいる。香港ではペットとして金魚や熱帯魚を飼うことが一般的なのかもしれない。マンション暮らしだろうから犬や猫なんかとは一緒に暮らしにくいのかもしれない。見るぶんには十分楽しい金魚街。旺角や太子周辺にはそういった専門街が広がってて、散策には事欠かない感じがする。

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金魚街を抜けると、お目当ての先達広場がある。先達広場では携帯電話の売買が盛んで、二手(中古)の携帯電話を買うことができる。おいらがiPad miniを即買しなかったのは、ここでの価格帯を知りたかったからだ。中古もしくは新品のiPad m iniが先達広場ならいったいくらで買えるのか興味があったのだ。ちなみに発売直後は定価の倍近い値段で取引されていたとか。いまでは市場でだいぶダブついているらしく定価以下で購入できる。中古で1000香港ドルぐらい安い感じ。新品なら200香港ドルぐらいかな。ただ、それぐらいではここで買う訳にはいかない。普通に偽物を掴まされたりするのが先達広場。そのリスクと値段を天秤にかけてやっぱりここでは買えないと判断した。

おいらはApple派なのでiPadやiPhoneばかり目がいったけど、Android端末のほうが圧倒的に手に入りやすい。シムフリーの端末に興味がある人ならぜひ先達広場に行ってみてほしい。1階から3階までのフロアだけど、じっくり見たら半日は楽しめる。何かを買う予定で行けばそれこそ1日悩んでても楽しいだろう。GalaxyもXperiaもシムフリーで手に入ってしまうのだ。ガジェット好きにとってこんな面白い街はアジアひろしと言えどもそうそうないんじゃないかな。PC関係は殆ど扱ってないけど、ガジェットに関しては先達広場は絶対に外せない。

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旺角からは女人街を歩いて南下し、途中からは香港一の繁華街、ネイサンロードをてくてく歩く。ここは香港の象徴でもあるストリート。夜中に来たらそれこそネオンがギラギラでこれぞ香港という感覚を楽しめるのかもしれない。おしゃれなカフェが脇道にあったり、南に行くにしたがって高級店が軒を連ねる。そこまでいくとおいらは全く楽しくない。香港はやっぱり買い物を楽しむ街なんだなぁと実感するだけだ。おいらみたいに、ブランド物にまったく興味がなければ、香港の魅力は半減するのかもしれない。

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アベニュー・オブ・スターズには人がいっぱい。夜の8時から始まるシンフォニーオブライツ目当ての観光客が集まっているのだと思う。おいらはそれどころではない。アベニュー・オブ・スターズを見たら、そのままビクトリア・ピークに向かう予定なのだ。2泊3日だとどうしても駆け足になってしまう。あれもこれもは無理なのだ。とはいえ、ブルース・リーの像を見ずには日本に帰れない。人だかりのブルース・リーをなんとか写真におさめて、ビクトリア・ピークに向かうことができた。香港島に向かうのは深夜特急でおなじみのスターフェリーだ。

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これは本当に楽しい。ほんの10分程度かもしれないけど海の上から両岸の夜景を楽しめる。しかも海上の風が心地いい。小さな街だけど、香港は乗り物が楽しい。トラムにしてもスターフェリーにしても、効率だけじゃないものを使い続ける潔さが嬉しかったりする。効率だけを求めると東京のように時代とともに路面電車は消えてしまう。観光としてだけではなく市民の足としていまだにしっかり動いている香港のトラム(路面電車)にはただただ驚かされるばかりだ。

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ビクトリア・ピークに行くにはピーク・トラムを使うのが正当なルートだ。だけど、そのピーク・トラムは週末になると1時間待ちはあたり前だったりする。なのでおいらは裏ルートであるバスによる山頂までの移動を選択した。ピーク・トラムは一種のアトラクションだと言われているらしいけど、路線バスだって負けていない。猛スピードで坂道を登っていく。そして、登る途中に見える海岸の景色がまたすごい。ピーク・トラムと路線バスで悩んでいる人は、土日なら路線バスで平日ならピーク・トラムという判断でいいと思う。どちらでも楽しいことには間違いない。

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ピーク・トラムからの夜景は、もう言葉にするのをはばかれるような絶景だった。おもちゃ箱をひっくり返したようなと表現されるけど、まさにその通り。よくもまぁこんな街を作ったもんだと感心せずにはいられない。ロマンチストとは正反対の性格のおいらですら、隣に誰もいないことを後悔するレベルの美しさだ。これは本当に好きな人とビール片手にゆっくり眺めるのが正しい鑑賞方法だろう。

下りのバスはさすがに数本分待たされたけど、これもピーク・トラムよりははるかにましかもしれない。そして下りのほうが数倍スリル満点だ。何度座席から滑り落ちそうになったことか。

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下山した時点で、時刻は22時過ぎ。ここでおいらは最大の失敗を犯す。ホテル近くで食事すればいいやと思ったけど、ホテル近くまで戻ったらほとんどのお店が閉店時間なのだ。ビジネス街だから仕方ないんだけど、ビールと飲茶で夕食というおいらの夢は儚くも砕かれただけでなく、定食屋さんでインスタントラーメンの夕食というなんとも笑えない結果になってしまった。いや、他に選択肢がなかったわけでもない。このインスタントラーメンというのは香港人の定番なんだそうだ。その中でも出前一丁はブランドインスタントラーメンになるらしい。外食で普通にこのインスタントラーメンがメニューに有るのだ。

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締めのビールはホテルに戻ってから。街のいたるところにあるセブンイレブンで缶ビールを購入。香港は消費税もなければ、ほとんどの品物に関税がかからないのでビールが安い。でも地元のビールというのがなくてほとんどが輸入品になる。その中でアサヒのスーパードライがかなりの安値。なんなら第3のビールである「ふんわり」よりもスーパードライのほうが安い、そしてどちらも500mlで120円程度。日本ではがっつり税金に持っていかれているのがよくわかる。日本で飲もうと香港で飲もうと同じスーパードライなのに…

そんなことを思いながらようやく1日目が終わっていった。どことなく物足りない感じがする。違和感といってもいい。半日歩きまわってどうも香港に馴染めていない自分に気づいた。台北や北京と一体何が違うのか…2日目以降はそれを探すために歩きまわったといえる。それについてはまた明日。

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