1配達300円でUberEatsの配達は崩壊する?スリーコインズの悲哀

1配達300円でUberEatsの配達は崩壊する?スリーコインズの悲哀

先日、UberEatsで新料金のテストが始まったとお伝えしました。そのとき1回の配達が300円になるバグが発生中と書きましたが、どうやらバグでもなく本当に1配達300円で、1時間に3配達をすると時給900円になります。にわかには信じられませんが、おそらくこれで通すのでしょう。

ヤフーニュースにも掲載されていましたが、報酬が3割カットくらいの計算になります。ただ、今週末はこれまでにないインセンティブが用意され、フル活動する人の手取りはそれほど減らないはずです。ただ、自分で設定したノルマを超せないと時給900円です。

1回の配達が300円ということで、ネットでは配達員のことを自虐的にスリーコインズと呼んでいます。なかなかいいセンスしています。インセンティブ込みで収入が減らないならいいじゃないかと思うかもしれませんが、実はそんなに簡単な話ではありません。

1回の配達が300円というのは、1kmの配達でも5kmの配達でも300円です。そして、システムが変わって配達員はピックアップするお店と、お客さんの位置が地図でわかるようになりました。ということは、長い距離の配達は受けなくなるということです。私も同じ条件ならピークタイムは2km以上は受けなくなると思います。

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配達員に断られるたびに報酬が増えるという話ですが、どうも1回につい1円とかその程度で長距離の配達は誰も受けなくなります。これはUberEatsを使っている人に影響します。要するに近所のお店以外に注文したら、いつまで経っても配達員が決まらず商品が届かないことになります。

15〜17時までの暇な時間ならサイクリングがてら届けますが、それでも4kmがいいところです。それ以上は運びません。1回の配達が300円というのは、効率を上げる必要があるためです。そしてインセンティブで支払われるなら、ノルマを達成しなくてはいけないので、20分もかけて配達なんてしてられません。

商品が出てくるまで待つことになるお店も敬遠します。待ち時間が無駄でしかないわけですから。このようにお店にも利用者にもデメリットが生まれますが、おそらくどれくらいの規模の問題になるか京都と福岡でテストしているのでしょう。どちらもまだバグだと信じている人がいて働いているようですが、2週間もすれば配達員が減ってくるはずです。

インセンティブでカバーできるならいいじゃないかと思うかもしれませんが、金土日で60配達の予定で、日曜日の夕方にあと5配達残りで、システムダウンして配達できなくなるようなことがUberEatsでは起きます。当然インセンティブは受け取れないわけです。

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何よりもインセンティブは間違いなく徐々に減らされます。おそらく半年くらいかけて、現在の報酬の10%くらい下げてくるはずです。茹でガエル理論です。徐々に減らせば気づかないものです。そうやって報酬を下げて何をしているかというと、新規配達員の募集にお金をかけています。

別にそれはいいのですが、1回300円で配達しようという人は少ないですし、これまで配達員が増えたのは稼げるからです。トータルでは1回600円くらいになっても、1回300円はインパクトが強すぎます。自由な時間に働きたいというのでなければ、コンビニバイトでもしたほうがマシなレベルです。

正直言いますが、いまUberEatsを始めるのは絶対におすすめしません。今回のテストがどのような結果になるのかはわかりませんが、UberEatsは徐々に稼げなくなります。利用者もお店も不便になるので、いずれ利用者離れも進むでしょう。出前館のターンになるかもしれません。

1回300円でも配達する人はいます。私もトータルでそこまで下がらないならしばらくは続けます。でも長い距離は受けません。ほとんどの配達員がそうするはずです。UberEatsがどのような調整をしてくるかはわかりませんが、ここがデリバリーブームの終焉の始まりかもしれません。話のネタとして知っておいてもらえればと。

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