UberEats配達員が税務署の標的に?【麻布税務署から情報提供要請】

国民健康保険料があまりにも低いので市役所に問い合わせをしたら、6月17日付で市民税の処理がされたから通知書の修正が間に合わなかったとのこと。そしたら今度は市民税・県民税申告書を提出しろという書類が来て、おいおい処理したって言ったやんって連絡したら、入れ違いで……と。

そもそも2月に確定申告してるのに、いくらなんでも市民税の処理が遅すぎると思っていたら、昨日になってUber Eats Japanに対して麻布税務署から2019年のパートナーの稼働実績などの情報を出しなさいという要請があったとか。きっとここまで裏で何かが動いていたのでしょう。

2019年の実績なので考えられるのは2つ。1つは昨年の持続化給付金に対して詐欺的なことをしていないかどうか。もう1つは2019年の確定申告をしていない人(脱税している人)がいないかどうかの確認。可能性としては前者が有力。脱税チェックなら配達員が増えた2020年の方が有効なので。

わたしは持続化給付金をもらっていませんし、確定申告もしているので、まったく問題はありませんので気にしていませんが、UberEats配達員界隈では「何が起きるのか」と賑わっています。脱税している人はかなりいるでしょうし、稼働を減らして持続化給付金をもらった人もいるはずなので。

もう1つ可能性があって、最近UberEatsの偉いさんが外国人の不法就労助長の疑いで書類送検されましたが、その外国人のアカウントが日本人のものだと考えられ、おそらく2019年に登録されたもので、もう稼働をしていない休眠状態にあるアカウントの売買があったと考えられます。

休眠状態になるアカウントをベトナム人の取りまとめをしている人が買い取り、そのアカウントを使ってUberEatsに登録できないベトナム人労働者が稼働していた。その実態をチェックするためというのも考えられます。いずれにしても、大きな動きがあり、正直なところ面白くなってきたなと。

配達を始めて1年半ですが、本当に話題に事欠かない仕事です。ちなみに土曜日は2週間ぶりに稼働しましたが、5時間稼働で1.1万円。運が良かったのでしょうが、かなり楽できました。ただゴーストレストランからホットコーヒーを3km先まで1個だけ運ぶ案件があり、お客さん先まで無事に運びましたが、おそらくカップの構造が甘く、手渡した瞬間に崩壊しました。

初めての破損です。もう2度とあのゴーストレストランからは運びません。その配達だけ気を遣いましたが、あとはかなり楽なものばかり。それも続いて配達があったので無駄な移動もなし。緊急事態宣言が明けても、まだまだUberEatsのニーズはあるようです。

ただ今回のように書類送検があったり、税務署の動きがあるというのはUberEatsの存続にも関わる問題で、これからどうなるのか注視する必要があります。きちんとした体制に切り替えられるならUberEatsは存続できますが、これまでどおりのグレーゾーンをかいくぐるような経営は認められないでしょう。

そうなったときに本社が「もういいや」となるか、それともお金をかけてでも体制を整えるか。薄利多売であることを考えると「もういいや」と損切りしそうな気がします。もしかしたらソフトバンクなどが買収するかもしれませんが、UberEatsのシステムが使えなければそれは、UberEatsのようでありUberEatsではありません。

いずれにしても今回の騒動で、脱税や違法行為をした人があぶり出される可能性はあり、配達員を続けられなくなる人も出てくる可能性は大いにあります。正直者がバカを見ると笑われても、ズルいことはしない。自分がそういうスタンスで良かったなとは思います。この国のシステムを利用させてもらっている以上、税金は払うべきですし(雀の涙ですが)。

ズルいことをしている人を指摘しなくても、そういうのは天が見ていると、湘南工科大学時代の恩師である井上慶之助先生が何度も語ってくれました。だから自分は正しくありなさいと教育してくれたことを感謝しています。とりあえず私のすることは、目の前の仕事をひとつずつ丁寧に終わらせて稼げたら納税する。ただそれだけです。

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