徒歩でUberEatsの配達をしてみたら……【新宿で徒歩配達をおすすめしない理由】

昨日は雨の予報だったので、初めてUberEatsの配達を徒歩でしてみました。何事も経験ですから。結論から書けば「控えめに言って最悪」です。2時間45分のオンライン時間で、鳴ったのは1件だけ。それもピークタイムの新宿を歩き回ったのに。水曜日は鳴りが悪いものですが、そのあと自転車で配達したら鳴り止まなかったので、徒歩だったのがよくなかったのでしょう。

徒歩で配達できればトレーニングの幅が広がると期待したのですが、これは使えそうにありません。たった1回のテストなので、たまたまそうなったのかもしれませんが、私なりの考察をしておこうかなと思います。なぜ徒歩だと鳴らないのか、徒歩には可能性がないのかなど、あくまでも私がどう考えるのかを書いておくので、徒歩配達を考えている人は参考にしてください。

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徒歩配達は思いのほか楽しい

UberEatsの配達員は自転車かバイク、軽貨物、そして徒歩で配達できます。バイクと軽貨物は事前に登録が必要ですが、自転車と徒歩は登録なしですぐに簡単に切り替えられます。切り替えはアプリでするのですが、選んだ方法以外で配達するのはNGです。なぜなら、配達方法ごとに配達する最大距離や単価が違うから。徒歩配達は距離が短く高単価です。そうでないと誰もしないから。

1回の配達が片道1kmなら、往復で2kmになり、15配達したら30km。普通の人は耐えられません。ランナーでも嫌がる距離です。しかも8時間くらいかかります。単価が600円でも割りに合いません。なので徒歩は単価を高く設定しています。そのような仕組みになっていることを前提に読み進めてもらえればわかりやすいかもしれません。

徒歩で配達したのは1件だけ。距離は0.9kmなので往復で1.8km、単価は約600円。まあ悪くありません。配達そのものは自転車よりもストレスがなく、かなり快適です。むしろ自転車の運転は想像以上に神経を使っていたんだと気付きました。徒歩は歩くだけ。それは得意分野なので、目的地までコツコツと。徒歩だと坂道もそれほど気になりません。

しかも戻りは空荷ですから走ってもOK。いいトレーニングになりそうとワクワクしていたものの、そのあとまったくの無音。おそらく住宅地に近い方が鳴るからと、新宿を大回りに散歩したけど鳴りません。結局、新宿駅にまで戻ってきて、自転車をお手入れ。その間もスマホの画面はピクリとも動きません。雨のインセンティブが付いていたので800円の収益ですが、流石にこれでは交通費にもならないので、徒歩は諦めて自転車に変更しました。

徒歩配達は誰のメリットにもならない

なぜここまで鳴らないのか。私なりに考えてみました。ひとつは、徒歩圏内の配達ならほとんどの人が自分で買いに行くということ。アメリカでは徒歩配達が都市部で人気らしいのですが、おそらくランチタイムが日本ほど明確でないのかもしれません。食事に出ずに仕事を続ける人もいて、そういう人がデリバリーを頼むわけです。時間がかかると面倒だから、近場のお店で注文する。なら徒歩配達も成立します。

日本はランチタイムが12時から13時と固定されているケースが多く、職場にデリバリーというのは不向き。なかなか届かなくて、ランチタイムが過ぎるなんてこともありますし、ランチもコミュニケーションのひとつになってるから、周りが食べに行くとなると自分もそれに同調するわけです。そうなると注文は自宅からが多くなります。でも新宿駅から徒歩圏内に暮らしている人なんて限られます。

徒歩圏内ならみんな外で食べるし、そもそも新宿駅徒歩圏内で暮らしている人も少ない。そして、UberEatsにしてみればウォーカーは割高なんです。自転車なら300円で運んでくれるのに、徒歩配達だとそれよりも割高な単価になります。もし自転車配達員と徒歩配達員が同じ距離にいたら、単価が安い自転車に配達を振ることになります。もっと配達数が多くなると自転車には長い距離を振ることができますが、秋は注文が少なく配達員が多いので、弱者であるウォーカーはエサにありつけない。

注文者だって徒歩でのんびり運ばれるよりも、自転車やバイクで運んでくれたほうが嬉しいわけです。だから自転車配達ができる環境ならウォーカーは「いらない子」なわけです。いらない子なのに新宿駅で待っていても、いつまで経っても餌はもらえないわけです。これではやる意味がありません。存在意義がないわけですから、基本的には徒歩は選択肢に入れてはいけません。

条件によっては徒歩配達でも稼げる

ではUberEatsの徒歩配達はどうにもならないかというとそうでもなく、例えば土砂降りの雨で自転車がストップするときには徒歩にも出番が回ってきます。ただ一定数の配達員がいないとブラックアウトして、お客さんは注文できなくなります。このため「雨や雪が降ったら徒歩」を配達員の思考回路に組み込む必要があります。そんなことができるかどうかはわかりませんが。

徒歩でも稼げる可能性がもうひとつあります。それが場所を選ぶということ。私も「ここなら徒歩でも稼げるかも」という場所がいくつか思い浮かびます。そういう場所を持っていれば高単価で配達できますが、UberEatsがそれすら自転車に割り振る可能性があります。ただ、実際に稼げている人もいるようですので、場所選びはとても大切で、少なくとも新宿は不向きです。

もう1回くらい徒歩で配達するかもしれませんが、基本的には遊び感覚でやると思います。例えば山手線1周しながら徒歩配達。これはネタとして面白そうなので近いうちにやります。自転車みたいに遠くに飛ばされませんし、そもそも鳴らないので。そんな感じのネタ枠として使うだけ。あとは本格的な雨の日に試してみます。平日と休日に1回ずつ。でもきっと雨の日や雪の日は休みにするのが正解かな。その判断をするために試してみようかと思います。

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