自分の専門を決めて語り続ける【ブログ運営の基本】

このブログは雑多ブログとして始まっているので、過去の記事を読むと本当にどうでもいことが無数に書かれています。記事数だけは2000投稿を超えていて、世の中にあるブログとしては、そこそこ大きな部類に入ります。

でも集客はほとんどできていません。なぜなら方向性が出ていないから。ブログというのはどこに向かっているのかが明確になっていないと、リピーターは増えません。ですのでブログで情報発信をしたいなら、まずはブログの方向性、専門性を決めておく必要があります。

今回は、その専門性の決め方やブログ運営の基本的な考え方について、わたしの経験を元に解説していきます。

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目次

芸能人のブログを真似ても意味はない

芸能人やアイドルなどのブログを定期的に読んでいる人はどれくらいいるでしょう。有名人のブログにはほとんど中身がなく「今日◯◯しました」みたいなことしか書かれていません。でも集客できます。それは彼らに知名度があるからです。

ファンは彼らの頭の中を知りたいのではなく、行動を知りたいから、ブログで深い内容を語る必要はありません。写真を数枚載せただけの投稿でも数万PVを集めます。でも、わたしたち一般人のブログでそれを真似たら、親や友人がたまに見に来てくれるだけです。

そんなブログをわたしたちが何年続けても、PVが上がることはまずありません。誰もわたしたちが何を食べたか、どこで遊んだかなんて気にもしていません。ブログを書くときには、まずそのことを頭に入れておく必要があります。

もちろん、ブログを書きたいだけならそれでもかまいませんが。それって寂しくないですか?せっかく文章を書いているなら、できるだけ多くの人に読んでもらいたいですよね。だから、人が集まるようにブログを構築します。

ブログに方向性を持たせる

少しでも多くの人に読んでもらいたいと思うなら、ブログの方向性を明確にすることが重要です。

例えば、わたしの運営するRUNNING STREET 365はランニングに特化したブログです。ここにはランニングの記事しかないのがはっきりしているので、ランニングの情報収集をしたい人がやってきます。そしてランニングの情報サイトとして認識してもらえます。

このブログはランニングのことも書いていますが、他にも多くの情報が載っているので、検索でこのブログに辿り着いた人は「このブログは何なんだろう?」となります。人によってはハマってくれることもありますが、ほとんどがそこで離脱します。

RUNNING STREET 365にアクセスする理由は明確で、このブログはアクセスする理由があまりありません。どちらのほうが集客しやすいかは言うまでもありません。現代人は目的なくネットサーフィンをする暇なんてないわけですから。

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自分の得意なこと好きなことで情報発信をする

方向性を決めるのは意外と大変です。専門的に語れそうなことはほとんどないように思えますし、自分の語りなんて誰も聞きたくないんじゃないかと不安にもなります。でも、そんなことを気にしなくてもかまいません。

自分が得意とすること、好きなことは1つくらいあるはずです。少なくとも今の仕事としてやっていることは、それなりに語れるはずですよね。エンジニアでも営業でもかまいません。会社員として働いているなら、「仕事での人間関係の築き方」という視点でも構いません。

働いてさえ入れば、ビジネスに関する記事はいくらでも書けますし、自分の所属している会社の業界についても書くことができます。「そんなの誰が読むの?」と思うかもしれませんが、少なくともあなたが昨夜何を食べたかという内容よりも、ニーズはあります。

まずは語れそうなことを1つに絞ってください。その時点では専門的な知識が乏しくても構いません。なぜなら専門性は語り続けることで、自然と身についてくるからです。最初は自分の経験だけで書けますが、しばらくするとネタが尽きて、自分で調べるようになります。

その繰り返しが専門性を高めてくれます。1つに絞った分野で1年間語り続ければ、その道のプロになれます。実際にわたしは陸上部経験もないのに、ランニングの専門家に近いポジションを得ています。

雑多ブログにしても方向性は3つまで

雑多ブログよりも専門性の高いブログがいいとお伝えしましたが、それでも雑多ブログを書きたいというなら、カテゴリーを3つに絞ってください。このブログのカテゴリーは3つ以上ありますが、何も考えずにブログを始めた悪い例と考えてください。これでもリニューアルのときにかなり絞りました。

3というのはバランスのいい数字です。多すぎないので、来訪者が迷うことがありません。少なすぎないのでブログネタにも困りません。

できればその3つに関係性があればいいのですが、雑多ブログでそこまで考えると自由度がなくなり窮屈になります。窮屈な文章は読み手にストレスを与えますので、とにかく好きなことを3つに絞って書き始めましょう。

おすすめは3つのうちのひとつを「なんでもあり」にしておくことです。ですので実際には2つの専門性と1つの雑多ブログという構成になります。厚く語りたいものを2つ選んで、あとのことは全部「なんでもあり」にします。このブログでいえば「LIFE」にあたります。

専門性をもっと増やしたいと思うかもしれませんが、それでは浅く広いブログになってしまいます。そういうブログはGoogleの検索にもひっかかりにくいので、集客には向いていません。そう、このブログのように。

たくさん語れるのは素敵なことですが、それはアクセスアップには繋がらないということを頭に入れておきましょう。どうしても語りたいことがあるなら、自分の専門分野に絡めて語るようにしましょう。

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日記ではなく情報提供

ブログを専門分野に特化させるか、雑多ブログにするかは自分の好みで選べばいいのですが、いずれにしても重要なのは「情報を提供する」というスタンスです。間違っても日記記事なんて書かないことです。

繰り返しになりますが、時間を割いてブログを読みに来てくれるのは、そこに何らかの有益な情報があるからです。日記ブログにすることが悪いとは言いません。でも多くの人に読んでもらいたいなら、情報を発信しなくてはいけません。

例えばランチにラーメンを食べに行ったとします。

今日のランチはラーメン。カロリーが気になるけど、美味しかったのでスープまで飲み干してしまいました。ごちそうさま。

ランチで向かったのは、ネットで話題になっている◯◯亭。お昼どきだったのもあり20人以上の行列でしたが、回転が早くて10分待ちで入店できました。味付けは「塩とんこつ」と「醤油とんこつ」の2種類。いつもなら醤油豚骨を選びますが、この日は塩の気分だったので塩とんこつ(780円)を選択。

スープは見た目の重さとは裏腹にあっさりしています。麺はコシのある細麺でスープが絡んで……

さて、どちらのブログのほうがいいでしょう?言うまでもないですが、情報提供という視点から考えれば、明らかに下のほうがいいですよね。あまりにも長くなるので途中でカットしましたが、これにお店の営業時間や地図などを載せれば、立派な情報発信記事になります。

ラーメンを食べただけなのに、日記ブログと情報発信ブログではこんなにも中身が変わってきます。少なくともライターとしてブログを書きたいなら、小学生の日記のような投稿はしないように心がけてください。

ちなみに、この例で上の文章を有名アイドルが書いたら、そちらのほうが集客できます。知名度があるというのはそういうことです。そこに文章力で対抗するのがライティングの世界です。だからこそ専門性が重要で、自分がその道の専門家になることが必要になってきます。

有名人にななれなくても、その業界で「あの人が言うのだから間違いない」という地位を確立できれば、説得力も上がります。そうなるためには、やはり日記ではなく情報発信ということになります。

まとめ

たくさんの人にブログを読んでもらいたい。そういう思いがあるなら、ブログの構成がとても重要になります。あれもこれも書きたい気持ちはわかりますが、それでは読み手が混乱します。まずは専門性を絞りましょう。

完全に1つの専門に絞ったブログが理想ですが、そこまで割り切れないなら雑多ブログでもかまいません。それでもブログの柱は3つまでです。それ以上書きたいなら、アクセスアップは諦めてください。よほど才能がない限り、その文章が多くの人に届くことはありません。

専門性を決めて1年以上休みなく語り続けてください。それだけで、その道の専門家としての地位を築くことができます。そこから思わぬ道が拓けることもあります。ダラダラ1年間ブログ運営をするのと、方向性を決めてまっすぐにブログ運営をするのとでは成果がまったく違ってきます。

どちらを選ぶかは自由ですが、たくさん読んでもらいたいなら、自分のブログに専門性を持たせて、情報発信を徹底していきましょう。

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