スキルなしでフリーランスになりたい人に知ってもらいたい5つの現実

スキルなしでフリーランスになりたい人に知ってもらいたい5つの現実

会社を辞めてフリーランスとして働き始めてから4年と少し。正社員というステータスを手放したとき、まさか4年後に都内で自転車を漕いでいることになるとは思いませんでしたが、人生万事塞翁が馬。これもひとつの働き方なんだろうと考えて楽しんでいます。

ただ楽な生き方ではありませんし、誰かに勧めたいような働き方でもありません。特にわたしの場合はまったくスキルなしの状態で、ライティングの世界に飛び出したわけですから、誰がどう考えたって愚かな判断です。でも、4年経過してみてわかったこともあります。

そこで、ここではわたしが実際に会社を辞めてフリーランスになったことで実感し、これからフリーランスになる人に知ってもらいたい5つの現実についてご紹介していきます。

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【現実1】スキルなしでも仕事はある

これからフリーランスになろうと考えている人が、最も不安に感じているのが「仕事がなかったらどうしよう」という問題ですよね。安心してください、仕事はいくらでもあります。どの業界を選ぶにしても、仕事がまったくないという状態にはなりません。

昨年くらいから副業をする人が増えてきましたので、スキルなしで始められるライティングは、需給バランスが崩れたことで条件のいい仕事はかなり減っています。でもライティングは慢性的に人手不足な業界でもあります。きちんと営業活動を行えば、生活していくだけの仕事は確保できます。

他の業種も似たりよったりだと思います。黙っていても仕事が転がり込んでくることはありませんが、自分で仕事を取りにいけば、そこから人のつながりが生まれて、どんどんと仕事が入ってくるようになります。

ただし、どんどん仕事が入ってくる状態になるまでは、すずめの涙のような単価で仕事を受けなくてはいけません。ライティングなら1文字0.5円以下みたいな仕事です。2万文字書いて1万円の収入。1時間に2000文字書けても10時間作業です。

この期間を下積み時代だと思って我慢できるかどうか。フリーランスになった人の半数は、下積みに耐えられず3年もしないうちに辞めてしまいます。5年以上継続できるのは4人に1人です。これもひとつの現実。

【現実2】娯楽や余暇を楽しむ時間はなくなる

スキルなしでフリーランスになったら、少なくとも3年間は家のソファでくつろいでテレビを見たり、漫画を読んだりする時間はなくなると考えてください。人生の辞書から、娯楽や余暇という文字がなくなります。起きている時間はすべて仕事です。

自由な時間を求めてフリーランスになるのかもしれませんが、会社員以上に自由な時間はなくなります。いや、すべての時間は自由なのですが、その時間をすべて仕事に割り振ることになります。「起きている=働いている」これがフリーランスの現実です。

もちろん、わたしのように1週間くらい海外で過ごすなんてことも可能ですが、働かなければ収入は止まります。だから海外でも仕事をすることも多々あります。ただ、最近は海外で日本の仕事をするのではなく、日本で情報発信をするための取材として海外での時間を使うようになっています。

もっともこの場合は、自分が行きたい場所よりも、情報発信が求められている場所に足を運ぶことになります。それは悪いことではなく、そうやって自分で情報発信することが仕事であり娯楽にもなるので、少なくともわたしはストレスに感じることはありません。

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【現実3】自分で情報発信をすれば未来が開ける

会社員はとりあえず会社に行って、定時まで与えられた仕事をこなせば給料は保証されます。ただ、この働き方をしていると「自分の未来に不安はない」と思い込んでしまいます。だから仕事が終わったら、情報を消費するための活動を行います。好きなスポーツの観戦をしたり、家でテレビを見たり。

フリーランスになると、情報を消費する時間がなくなります。未来が見えないから、時間を惜しんで何かを生み出す作業をします。わたしのようにブログを書くという人もいれば、写真や動画を撮影するという人もいるはずです。いずれにしても、頼まれた仕事だけをしていても未来は開けません。

ところが自分で情報発信をするようになると、会社員よりも情報発信ための時間をとれるようになるので、より濃い内容の情報発信ができるようになります。そうなると、その業界で注目される存在になれます。わたしの場合は、それがランニングでしたが、人それぞれに力を発揮できるフィールドがあるはずです。

会社員時代にはただの趣味だったことが、自分がメディアになることで未来が開けていきます。これはフリーランスにとっての数少ないチャンスでもあります。使い勝手のいい労働力で終わるのか、それとも自分という存在を認めてもらえるかの分岐点でもあります。

いずれにしても自分で情報発信をしないことには何も起きませんが、動けば動くほどリターンが得られる。これがフリーランスのポジティブな現実です。

【現実4】年収200万円でも生活はできる

会社員を辞めてフリーランスになる場合、スキルを持ってコンサルなどをすれば収入は上がります。でもスキルなしでフリーランスになったら、まず収入が大きく減ります。わたしは1/2以下に収入が減っています。

ただ、それで困るかというとそうでもありません。年収が200万円であっても、今の日本なら問題なく生活できます。日本は高級品もありますが、低価格の物やサービスが無数にあります。給料が半分になっても、利用するものの料金を半分にすれば、ストレスなく生活できます。

飛行機をLCCにして、新幹線を夜行バスにすれば格安で旅行できます。食費だって格安食材を使って自炊すれば、1ヶ月1万円以下に抑えられます。家賃にいたっては東京から電車で1時間の場所で2万円以下物件がゴロゴロあります。

フリーライターになって収入が減ったらどうしようという不安は杞憂に過ぎません。ただし、フリーランスになる前にお金のかからない生活に切り替えておきましょう。部屋を借りるにしても会社員の立場はとても有利です。会社員のうちに家賃の安いアパートなどに引っ越しておくことをおすすめします。

生活も切り詰めて、3〜6ヶ月は無収入で耐えられるくらいの貯蓄はしておきましょう。そして年収200万円でも生活できるレベルにまで、生活の質を落としてください。もちろん200万円稼ぐためのプランも考えておきましょう。

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【現実5】働き方は流れる川のように変化する

会社を辞めるときに「これ」と決めた働き方をずっと続けられる人は、かなり恵まれた人だけです。スキルなしで働ける分野は、変化が激しく2〜3年という単位で環境が目まぐるしく変わります。楽に稼げていた分野でも、いきなり仕事がなくなったりします。

そういうときに、ひとつの仕事に固執していたら、あっという間に廃業に追いやられます。業界の流れをきちんと把握して、危ないと感じたらすぐに脱出して、別の業界に飛び移るくらいのしたたかさが必要です。どんなに居心地がよくても、そこを自分の場所としないことです。

そのためには、どんどん新しいことに挑戦していくことです。また、できる限り人の誘いには乗りましょう。それを心がけていれば、現在の仕事で稼げなくなっても早い段階で次のステップに移ることができます。

そうやって流れる川のように、働き方をどんどん変えていく。望もうが望むまいが同じ場所に留まれないのがフリーランスという働き方です。しっかりとアンテナを張って最新の情報を入手するように心がけてください。

まとめ

自由になりたいからという理由だけで、スキルなしでフリーランスを始める。それ自体は悪いこととは思いません。人間関係でイライラしながら働くよりも、ストレスフリーな生活を手に入れるほうが賢い生き方だとわたしは考えます。

でも、フリーランスになる前に、フリーランスの現実もきちんと知っておいてください。収入は減りますし、起きている時間がすべて仕事に費やされることになります。それなのにいつまでも同じ仕事を続けることが難しいというのが現実。

でもそれらを受け入れて、きちんと準備をした上でフリーランスになれば、会社員のときにはなかった充実感を得ることができます。思わぬ出会いだってあります。予想しない未来が開ける可能性だってあります。

そんなワクワクした未来を手に入れたいのであれば、フリーランスほど魅力的な働き方はありません。ここでお話した現実と向き合う勇気があるなら、スキルなしでもなんとかなります。思い切ってこちら側の世界に足を踏み入れてみてください。

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