たくさん眠ることがいい文章を書くためのコツ【※天才は除く】

たくさん眠ることがいい文章を書くためのコツ【※天才は除く】

朝ランも自粛することにしたので、朝は目覚ましなしで起きることにしました。そうしたら昨日は約8時間の睡眠。よくそんなにも眠れるもんだと思いましたが、1日中集中力も続いて、文章も流れるように書ける1日でした。

前々から気づいてはいましたが、睡眠時間は重要です。特に何かを作り出す仕事をしている人にとって、脳を休ませる時間が必要です。ということで、今日はライティングのしごとと睡眠時間の関係について書いていきます。

Advertisement

眠らずに書けるのが天才

わたしの知る限り、世の中の文豪の多くが締切間近になると睡眠時間を削って作品を仕上げます。寝る間を惜しんでというよりは、没頭して寝るのを忘れるのかもしれませんが、とにかく寝ずに作品を書き上げます。

何かの本で「物書きになるには?」という質問に対して「万年筆を買ってきなさい」というもので、その後のくだりが秀逸でした。「万年筆で太ももを刺しながら書け」というもので、要するに眠らずに書き続けろということなのだと思います。

この世界ではあたり前のことなのでしょう。いや、どの業界でも入口においては寝ずに働くというのは普通に行われてきました。わたしだって機械設計の仕事に就いた1〜2年目は、深夜の2〜3時まで働き、朝の8時半に出社するという働き方をしていました。

朦朧としながら仕事をしていたものです。そういった時間が成長につながるわけですが、それを継続することはできません。ただ時々継続できる人たちがいます。それが天才と呼ばれる人たちです。彼らは不眠不休で働き続けます。

どの業界でもそういう人たちが新しい扉を開いていきます。でも、わたしは天才ではありません。新しい扉を開く能力もありません。だから、わたしが眠るわけです。十分な睡眠をとって、頭をクリアにして文章を書きます。

物書きにはクリエイティブな仕事と整理する仕事がある

物書きと言っても何の文章を書くのかによって働き方が変わってきます。小説やシナリオと言ったクリエイティブな仕事をする場合、その世界に没頭することが求められます。ウルトラランナーのような集中力も求められます。

一方で情報を整理して発信する仕事の場合には、クリエイティブさは必要ありません。自分で理解して、伝わりやすい言葉に翻訳するだけ。この場合には回転力の早い頭脳が求められます。目の前にある情報にいかに素早く反応できるか。

漫才で言えば小説家はボケで、ジャーナリストはツッコミみたいなものです。同じお笑いでも役割が違いますし、向いている性格も違います。わたしは情報を伝える側の人間なので、とにかく頭がクリアになっていないと仕事になりません。

ですので、眠くなったら仕事を放棄します。それはライターの仕事を始めてからずっと守ってきたことです。守ってきたというか、眠いときに書いた文章なんてあとから全面的に修正することになって、無駄でしかないですから。

だから、わたしは睡眠を大事にしてきましたが、どうしても就寝時間になってもキリが悪くて書き続けることがあります。それはこのタイミングでやめることにします。とにかく睡眠時間は確保しなくてはいけません。少なくとも7時間は。

Advertisement

凡人はコンディションを整えて仕事に挑む

これからライターになりますという人で、ライティングの経験がほぼゼロだというのであれば、1〜2年は眠らずに書いて、とにかく文章力を上げることに集中すべきです。ただ、その間は1円も稼げない可能性があります。期待された成果物を納品できないので。

ですので、午前中のまだ頭が回っているうちに依頼を受けた仕事を行い、夕方以降に自分の情報発信の場で文章を書くのがおすすめです。そこでなら、どれだけひどい文章になっても減るのはアクセス数だけです。どんどん失敗文章を書けばいいんです。

そうしているうちに、文章力が上がっていくのを実感できるはずです。そうなったら、睡眠時間を徐々に増やしていく。プロスポーツ選手がベストコンディションで競技の開始を待つように、ライターもベストコンディションでキーボードと向き合わなくてはいけません。

そのベストコンディションがどこにあるのかは自分で掴んでください。人によっては6時間睡眠で十分にベストコンディションになるかもしれません。わたしに7時間の睡眠時間が必要なのは、ライターでもありランナーでもあるからです。

大事なのは自分のことを自分で理解して、コンディションを整えるということです(前日が飲み会だった日を除く)。

眠らずにできる仕事は天職だけれども

勘違いしてほしくないのですが、眠らずに仕事をすること、睡眠時間を削って仕事をすることがすべて悪いとは思っていません。本当に好きなことなら、知らない間に朝になっていてもおかしくありませんから。

むしろ、疲労を感じながらも徹夜続きでできる仕事こそ天職です。そういう仕事に出会えた人は幸運です。でも、それと眠らないことはイコールではありません。わたしたちは眠らないと肉体だけでなく精神も崩壊していきます。

アイドルがよく休業していますが、眠る時間もなく心の病気になっているというケースも少なくないようです。休業までいかなくてもハードスケジュールすぎて記憶がほとんどないと、後になって告白する芸能人もいます。

睡眠時間を削って仕事をすることそのものは悪くありません。1年に数回はそういうときがありますし、若いうちはそこまでしてスキルを上げないと、その道での一流にはなれません(※天才を除いて)。でも、通常はまず眠ること。寝ないで働くことをカッコいいなんて思っていいのは20代までです。

30代後半、40代になったら寝ましょう。とにかくしっかり寝て、毎日最高の成果物を作り出しましょう。

それができれば苦労しない?本当に?言い訳するのは自由です。別にわたしの体じゃないですし、わたしの仕事でもありませんから。あなたが倒れてもわたしに手を差し伸べる義務もありません。自分で守らなきゃいけないんです、自分のことは。

とにかく十分に眠りましょう。そこがすべてのベースです。仕事をするにしてもランニングをするにしても、眠れる環境があってからのこと。それを削ってやるようなことはひとつもありません。繰り返しになりますが、天才は除きますよ。天才という自覚があるなら、自分に隠れた才能が眠っていると思うならご自由に。

WRITINGカテゴリの最新記事