疲労が抜けないのは失敗の証【リカバリーは食べて寝るしかない】

24時間裸足チャレンジを行ってから10日が経過しました。足裏はまだ完全ではありませんし、全体的に疲労が残っています。ウォーキングでもキロ5分台にスピードは戻っていますが、あちこち上手く動いていないのを実感しています。フルマラソンならわかるのですが、24時間マラソンでここまで疲労が残るのは久しぶり。

出し切ったからこそではありますが、出し切るのがいいことではないのが24時間マラソン。あたり前のように走って、あたり前のように日常生活に戻れるのが私にとっての理想。そういう意味では今回のチャレンジ失敗が、疲労回復の遅さからも実感しています。

こうなると回復するまで待つしかありませんが、24時間で疲労したのであれば、おそらく1ヶ月くらいは本調子に戻らないかもしれません。本調子に戻らないから練習できないかというとそういうわけではなく、こういう状況でもできることはあります。ただ質の高い練習はできません。

疲労回復のためにできることは、栄養のある食事を摂ってしっかり寝ることくらいしかありません。血液の流れをよくするために程よい運動も効果的ですが、基本は「食べて寝る」です。抗酸化作用のある食べ物が効果的と言われていますが、こういうものを積極的に食べるのも有効ですが、個人的には不自然な摂取は体に負担をかけると思っています。

おにぎりを買うときにアスタキサンチンが多く含まれた鮭を選ぶ。その程度で十分だと思っています。疲労感を抜くことは可能でも、例えば筋損傷などが起こっていればそれが元に戻るのに時間が必要になります。どんな栄養成分を摂ろうが、それによって筋損傷が一気に治ることはありません。

ちなみにストレッチには回復効果がないことが分かっています。リラックス効果があるので、睡眠の質が上がるくらいの可能性はありますが、疲労抜きにストレッチをしても無駄です。勘違いしないで欲しいのですが、ストレッチを否定しているわけではありません。疲労抜きとしてのストレッチに意味はないと言いたいだけです。

スポーツの世界ではかつて乳酸が疲労物質のような扱いをされており、乳酸が溜まると疲労し、そこから回復すると乳酸が減るという考えに基づいて疲労を計測していましたが、すでに乳酸が疲労物質ではないことが広く知られていて、過去の疲労回復に関するデータの多くが意味をなさないものになっています。

練習後のクールダウンにジョグをするのが最適と言われているのは、ジョグをすると乳酸が除去されるからです。でもそれは乳酸をエネルギーにして走っているからであって、疲労が抜けているわけではありません。むしろ体内のグリコーゲンも使っているので、走った後のジョグは回復を遅らせるだけ。

繰り返しますが、リカバリーに効果的なのは食べて寝ることだけです。損傷具合によってはただ傷が癒えるのを待つだけ。マッサージや冷却をしても意味がありません。ジタバタせずに「待つ」の一手。私が最も苦手としていることですが、ここでリカバリーしないことにはジョグしかできないので待つしかありません。

もう45歳なので、そろそろ大人の行動も求められますし(すでに遅い?)。ただUberEatsの配達もありますし、気持ちとしては白龍走に向けて焦っている気持ちもあります。昨日も山に入りたいなという気持ちはあったものの、いま山に入って何かができるわけでもありません。

神秘的な力によってリカバリーできるなら、無理してでも山に入りますが、そんなものは信じていません。私が信じているのは自分自身の治癒力だけ。必ずリカバリーしてくれると信じて待ちまう。いつもよりも少しだけタンパク質を摂取しながら。UberEatsの配達すると、カロリー重視なのでタンパク質を摂れませんが。

とにかく回復させなくてはいけないけど、能動的にできることはほとんどない。ありのままを受け入れるしかありません。なので今は思い通り練習できないことを受け入れて、川を流れる水のように緩やかに。ただしだらけてしまわないように、短い時間でも集中してランニングと向き合うとしましょう。いまできることをコツコツと。

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