久しぶりの裸足でフルマラソン:天国から地獄へ

最後に裸足でフルマラソンを走ったのがいつなのか思い出せません。2019年のどこかでということになるのですが、鹿児島マラソンが最後だったら5年ぶりということになります。その後に裸足で24時間走っていますが、さすがにそれはノーカウントで。

洞爺湖マラソン2024は裸足で走るというのは、かなり早い段階から決めていました。前日にRed Bull 400を走り、しかも1週間前のノーザンホースパークマラソンが、今回の遠征のメインだったというのもあります。今回のフルマラソンはあくまでも練習の一環でしたので。

でも、北海道の路面はそこまで整備されていない可能性があったので、裸足になるかどうかは現地で決めようかなと。ただスタート付近の路面コンディションは上々でしたので、迷うことなく裸足。でもブランクを考えると履き物を持っておくべきでした。


今回は5時間目標でエントリーしたので、最後尾ブロックからのスタートになります。なので入りはキロ7分ペース。やや遅いと感じましたが、急ぐ理由がないので流されるまま。この時点では路面に対して1ミリも不満も不安もありません。

むしろ、こんなにきれいに平らになっている路面はこれまで経験したこともなく、もしかしたら、洞爺湖マラソンは裸足ランナー天国なんじゃないかと思ったほど。ここまできれいな路面なら、裸足フルマラソンデビューにも使えそうだなと。

でもその考えは、走行距離が伸びていくほどに間違いだったということに気づかされます。徐々に路面が荒れていき、それでいて都市マラソンのように白線に逃げることができません。さらに久しぶりの裸足フルマラソンということで、走りが下手になっていたのでしょう。


必要以上に力が入っていることがわかるのですが、痛みに反応しているのでどうしようもありません。なんとか中間地点までは4.5時間ペースで入りましたが、24kmで足裏が終わりました。しかも、路面はそこからさらに凶悪になっていきます。

5.5時間制限だったのもあって、もしかしたらリタイアになるかもなんて不安にもなりましたが、もうダメだと思うところで路面がフラットになったり、荒れている部分でも比較的フラットな場所を見つけて走ったりして、なんとか1kmを積み重ねていきます。

そして嬉しいのは、たくさんの人が声をかけてくれるということ。北海道マラソンだと裸足ランナーがそれなりにいますが、洞爺湖マラソンだと、まだ裸足ランナーが珍しいのでしょう。ボランティアの女の子が目を丸くして驚き、声援を送ってくれます。


そういう体験も5年ぶり。やっぱり裸足はいいなと思いながらも、足裏は過敏になっていて、本当に小さな小石ですら激痛になります。裸足で月間200kmは走っているのですが、アスファルトの上は走ってないので、足裏も弱っていたのかもしれません。

それでも40kmまでは路面に合わせて、なんとか走り続けたのですが、40kmの計測時に歩道に上がるようになっていて、そこからしばらくは歩道を走ることになったのですが、歩道の小石に耐えられず、とうとう歩きを入れることに。

そしてのこり1kmはオホーツク網走マラソンを彷彿させる未舗装の路面。幸い、両端が芝生だったのでそこに逃げながらゴールを目指しました。5時間11分32秒。ある意味いい練習になりました。そして自分の裸足力が落ちているという現実と向き合うことにも。愛媛マラソンが終わったら、いろいろやり直さなくてはいけなさそうです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次