GO TO 第59回愛媛マラソン【#8 ペース走は12kmで最初の壁】

週に1回のペース走を先週から開始し、自分の現在地を把握できていないのもあって、1回目はキロ4分30秒で10km。余裕がある感じだったので、2回目の一昨日は同じペースで12km設定。ここも余裕でクリアすると思いきや、インターバル練習から中1日で走ったのもあり、割と早い段階で走りが苦しくなり、かなりギリギリのところで、なんとかクリアしました。

心拍数が最初から高くて、そのままじわじわと右肩上がり。自分のペースとしては速くないので、息が上がることはないのですが、気を抜くと簡単にペースダウンしてしまいます。後半の4kmはかなり集中して走ってたので、大きく失速するのは防げましたが、あと1km同じペースを維持できるかというと、ちょっと難しそう。体力が落ちている自覚はありましたが、思いのほか弱っているようです。

サボってた期間が長いので、走力が落ちているのは仕方のないこと。大事なのはここからいかに這い上がるかということ。筋力も筋持久力も落ちているわけです。本来ならキロ4分でも走れるはずなのに、それよりも遅いスピードでもきつい。前途多難ですが、早い段階で自分の現在地を把握できたのは良かったかもしれません。自分の立ち位置がわかればやるべきことも見えてきます。

愛媛マラソンはやはりサブ3.5が目標。ペースはキロ4分45秒くらいでしょうか。そこから失速をどれくらいまで抑えられるか。スタート直後の渋滞でのロスもありますので、できれば35kmまではキロ4分45秒を維持したいところです。それくらいならなんとか現実的。ここからきちんと仕上げれば、無理なく走りきれそうな気がします。あとはレースで欲を出さないこと。

私も人間ですから、その日の調子がいいと飛ばしてしまいます。根拠もなく「今日は調子がいい」なんて勘違いして、見事に失速したこともあります。少しでも速く走ろうとして、貯金を出来るだけ確保しようとして、前半にオーバーペースになる。これをすると、積み重ねてきた練習が全部無駄になります。でも速く走れるならペースを上げたくなるのが、ランナーという生き物。このあたりのバランスをいかにして取るか。

レース展開はまあいいとして、まずはトレーニング。今は筋トレが週に1回で、ポイント練習が2回。今回はポイント練習を中1日でやる必要がありましたが、基本は中2日以上が理想だということを実感しました。中1日で回復するほど私の足は非凡ではなく、ちゃんと人並みに48時間以上のリカバリーが必要。中1日しか確保できないなら、1つを削ること。これは今後のトレーニングにも活かすべきこと。

私は特別な才能があるわけでもなく、他人の何倍も練習をしているわけでもありません。まずはそこをきちんと消化すること。少しは速く走れていたこともありますが、それはすべて過去のこと。この数年はコロナ禍ということもあり、凡なる人へとなっているのが現実。それを受け入れて、今の自分がフルマラソンを完走するのに理想のペースを見つけること。

実際にそのペースで走れるかどうかは当日のコンディション次第ですが、最悪でもサブ3.5になるように仕上げれば問題なし。そうなるとやはりキロ4分30〜45秒は譲れません。今は12kmを走るのが精一杯ですが、少なくとも練習で20kmまで引き上げるのが最初のステップ。それ以上の距離はケガのリスクもあるので走りませんが、それでも2回くらい30km走をしておけると安心。あと1ヶ月半でそのレベルにまで戻すのが目標です。

それにしても体力というのは、見事なまでに簡単に落ちるものです。感覚的には2年前の30%くらいしか戻っていません。10kmを軽く40分切りで走れた自分は、もうどこにもいません。悲しいけどそれが現実。筋肉の使い方を変えたのもあるので、2〜3年かけて筋肉ができ上がるまではスピードが出ないことは気にしないようにします。逆に2〜3年後には、自己ベスト更新を目指して走れるようになっていると信じています。

マラソンは一朝一夕では速く走れるようにはなりません。体づくりに3年は必要で、走り方を変えるということは、それがしっくりくるのに3年かかります。効率よくトレーニングできればもっと短縮できるかもしれませんが、それでも1年以上はかかります。少なくともサブ3レベルの目標を立てているランナーの場合は。悩ましいのは同時に老化しているということ。

若い頃のように右肩上がりではありません。同じ練習をしているだけでは、どんどんとスピードは落ちていきます。体も弱っていきます。だから、3年計画ならトレーニングの質も量も増やしていく必要があります。それも疲労を溜めないようにしながら。もう矛盾だらけですが、やるしかありません。私の前にはその道しかないのですから。条件が厳しいほど楽しくなるタイプ、追い込まれてやる気が出るタイプなのできっとやれるとは信じています。

もっともいつまでもというわけにはいきませんけどね。頑張れば頑張るほど寿命を削るのがマラソン。いずれ走れなくなる日が来ますし、自分の理想どおりに体を動かせなくなる日がやって来ます。そういうときに「やりきった」と思えるように。きっと今シーズンがその大きな分岐点です。ランニング人生に悔いを残さないように、やるべきことをしっかりと積み重ねていきます。まずはキロ4分30秒で20km。

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