次の日曜日はかすみがうらマラソンに多くの裸足ランナーが集まります。その中には裸足のフルマラソンに初挑戦という人もいるかと思います。裸足でフルマラソンを走ることに何度も失敗している人もいるかもしれません。
そんな人のために、裸足でフルマラソンを完走するためのポイントについてまとめておきます。
裸足で完走できないのは9割がメンタルの問題
シューズやワラーチを履いてフルマラソンを歩かずに最後まで走りきれるのに、裸足になると完走できない。そういう人の9割が、完走できる能力を持ちながらも、精神面の弱さで走れなくなっています。
もちろん裸足での走り方のテクニックもありますが、裸足なんてペタペタ着地していれば、大したテクニックなくてもゴールまでたどり着けます。少しでも速く走りたい人はテクニックも必要ですが、そうでなければテクニックなんて必要ありません。
裸足で完走をしたことがないから、裸足で完走できるかどうかが不安。
この気持が裸足でフルマラソンを完走するときの最大の障害になります。完走したことがないのだから当然じゃないかと思うかもしれませんが、この不安が大きければ大きいほど終盤になって心が折れる原因になります。
根拠なんてなくてもいいので、自分は絶対に完走できると思いこんでください。足裏が痛くなってきても「痛い、けど大丈夫」と声に出して言ってください。脳が騙されて完走できます。
ほんのちょっとのメンタルの差です。自分にその能力がないとは思わないようにしましょう。
裸足ランナーをダメにするのは路面ではなくスピード
裸足ランナーがフルマラソンを完走できないのは、速く走りすぎるからです。自分のシューズやワラーチのタイムと比べて、自分の走るべきスピードを勝手に計算して、そのペースで走ろうとするから後半に失速します。
靴やワラーチを脱いのだのですから、すべてをリセットして考えてください。
スピードは足が勝手に決めてくれます。できれば時計も持たずに走りましょう。足が動きたいように任せれば、あとは足が勝手にゴールまで運んでくれます。
無理にペースを作ろうとすると、どうしても地面を蹴ってしまいます。裸足ランの基本は重心移動です。足の蹴り出しではありません。
完走できない人や初心者ほど、最初にペースを上げて貯金を作りたがります。
シューズランナーならそれでも後半はなんとか耐えればいいのですが、裸足の場合は耐えられない痛みと戦うことになります。基本は42.195kmをずっと同じペースで走りましょう。
そのためには前半はスピードをやや抑え気味に入りましょう。
白線や安全地帯を活用する
路面上の白く舗装された場所。ここを走ることに裸足ランナーでも賛否があると思います。正直ある程度走れるようになったら、白線からは卒業したほうがいいと思うのですが、完走目標なら積極的に利用していきましょう。
ただし、歩道側の白線を使う場合は、小石が多いため気をつけてください。白線の上で小石を踏んだときのダメージは想像以上に大きいものです。小石を踏むくらいなら荒れた路面を走ったほうがマシだとわたしは思います。
白線と同じように、できるだけ路面状態のいい場所を走るのは、裸足初心者・初級者の基本です。「路面を選ばずに走る」というのは一度完走をしてから、次の課題にしましょう。
白線の上を走っていると、前に歩いているランナーというのがどうしても出てきます。そういう場合は早めに回避するようにしましょう。自分が白線を行きたいからといって、強引に白線上を行くのはマナー違反です。
マラソンコースはみんなのもの。譲り合ってコース取りをしましょう。
リラックス&スマイル
裸足でフルマラソンを完走するには、常に体をリラックスさせておく必要があります。裸足で後半走りがおかしくなるのは、痛みで体が硬直していきフォームが崩れてしまうためです。
痛みを逃がすため、そして同じフォームで走りきるにはリラックスが重要です。ただしリラックスしようと思ってもなかなかリラックスできないのが人間です。
まずは肩周り、首周りの筋肉が固まってきますので、自分でそのあたりの筋肉をこまめにほぐしながら走りましょう。
また、スマイルを忘れないことです。痛みは感情ですから、楽しい思いがあれば痛みを小さくすることができます。そのために大切なのが笑うことです。笑顔を大切にして走りましょう。
苦しいときに苦しい顔をすればさらに苦しくなります。裸足で走るのは楽しいこと。裸足の開放感、周りのランナーの視線や沿道の声援を気持ちよさに変えて、「走り終えるのがもったいない」それくらいの気持ちで走ってください。
もし当日に雨が降ったら
かすみがうらマラソンの天気は、いまのところ雨の可能性があります。こればっかりは当日にならないとわかりません。大会当日に雨が降ったらどうするか。
わたしなら問題なく裸足で行きます。むしろこの時期の雨は裸足向きです。ただし、足裏が出来ていない人にはマイナスしかありません。足裏が出来ていないというのは、足がふやけてしまう人です。
雨で足がふやけてしまうというような人は、裸足を諦めてください。
正直なところ、それくらいの足の人は晴れていても完走は厳しいかと思います。裸足でフルマラソンを完走するのにテクニックは必要ありませんが、それに応じた練習は不可欠です。
せっかくの裸足ランナーが集まるかすみがうらマラソンですので、頑張りたい気持ちはわかります。それでも雨で自信がないという人は、裸足を諦めるかシューズやワラーチを手に持って走りましょう。
無理をしない。これも裸足ランナーにとって重要な心のあり方です。
ここまで紹介したことを守れば、完走できるだけのポテンシャルのある人なら、ほぼ間違いなく完走できます。あとは気持ちの持っていきようです。ぜひ裸足でかすみがうらマラソンを乾燥してください。
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