裸足だと走れる【ただし裸足が優れているわけではない】

右足のふくらはぎを傷めてしまい、ほとんど走れないくらい張っていたのですが、裸足なら走れそうな気がしたので、いつもの公園へ。自分の体が重たかったのを除いて問題なく15km走り切れました。まったく痛みもなく悪化することもなく。

私が裸足ランニングを始めた頃なら「裸足スゲー」って言ってましたが、もう知っています。裸足とそうじゃないときでは使っている筋肉が違うだけ。いつもとは違う筋肉を使っているから問題なく走れるだけのこと。

これは関節痛も同じで「裸足になったら走れた」というのは、裸足が優れているわけではなく、人間の体がそうできているだけのこと。あえて裸足を持ち上げるなら、「シューズを履いたら人間本来の筋肉の使い方ができなくなる」でしょうか。

でも、人間本来の筋肉の使い方って何なんでしょう?私は人間の能力で最も優れているのは適応力にあると思っていて、環境の変化に適応できる柔軟性が人間の強みなんだと思っています。だからシューズに適応できるのが人間。

もう耳にタコができるくらい言ってますが、ケガはシューズを履いたらか起こるのではなく、オーバートレーニングをするから起こります。だってみんなシューズを履いて通勤しているじゃないですか。通勤で膝を痛めて定年前に会社を辞めたというのはあまり聞きませんよね。

裸足だってケガをします。ほとんどの人が裸足ランをする過程で、ケガをするほどストイックに練習しなくなるだけ。エビデンスはありません。でも理屈を考えればそれが1番しっくりきます。そんなことよりも大事なのはこのコンディションで走れたということ。

15kmよりも長い距離を練習で走るには、もう少し体重を落とす必要がありそうですが、体重とふくらはぎの状態を考えれば上々ではないでしょうか。4月いっぱいまで1日15kmを基本として、5月から1日20kmを定着させる。

昨年の11月にその状態まで持っていっていたので、実質的に半年の遅れなんですが、その間にフルマラソンはどうでもいいモードに入ったので焦りはしません。1日60km程度の旅ランを心地よくできれば私はそれでOK。

ふくらはぎの状態を考えれば、ここからはもう裸足ランに切り替えてもいいかなと。足の衣替えですね。家にめちゃくちゃランニングシューズがあるのですが、裸足に衣替えしたらシューズのことはどうでもよくなるんですよね。

まぁ裸足の24時間を今年もやるつもりなので、足づくりを考えたらもうシューズを履いている場合ではないというのもあるのですが、シンプルに裸足は楽しいんです。難しいことは本当にどうでもよくて、楽しいから裸足を選ぶ。

凶器のような路面の鹿児島マラソンを裸足で走るのも、そのほうが鹿児島マラソンが楽しくなるから。そこに理由を求めるのは無粋というもの。いや賢い人たちは裸足の良さを追求していけばいいと思いますけど、私はそんなに暇じゃないので。

裸足好きが裸足を追求したって自分の見たいものしか見ないから、どこかで結果を歪めてしまいますしね。いろいろなことがもっとシンプルでいいかなと思うこの頃。好きか嫌いかだけで語ってもいいし、理由なんか「そんなもん知らん」でいい。あったとしても、他人に話すようなことでもありませんし。

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