裸足ランナーが選ぶ「おすすめランニングシューズベスト5(2015年度版)」

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昨日ランニングマガジン・クリール主催のシューズトライアルに行ってきた。このイベントは15のシューズメーカーの合計60種類近いシューズを試履できるイベントだ。

普段ランニングショップでどれだけ試履できるといえども、数足がいいところだしそもそも実際に走りに行くわけにはいかない。ランステなどのレンタルシューズを履くのもありだが、それだと履き比べが出来ない。

ところがこのイベントでは10時から15時まで好きなだけ試履が出来、その会場は700mのランニングコースに併設されているので、試履のたびにきちんと走って確認することができる。

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60足あってもすべて履き比べるのはさすがに時間がない。足入れだけの3足を含めて結局27足しか試すことができなかったが、普段履けないようなメーカーのもの中心に履いてみることにした。

試履したメーカーはOn、NEWTON、Raid Light、THE NORTH FACE、HOKA ONEONE、Inov8、ALTRAの7社で、ALTRAは時間切れで1足しか試していない。

各メーカーの似た傾向としてはサブ4向けのシューズに開発の力を入れているような感じがする。ここの購買層が一番多いのかもしれないし、売れ筋ということになる。

だがこのサブ4向けのシューズはほとんどが「速く走れる気分になる」シューズだ。シューズに反発力を持たせてシューズの力で推進力を生み出している。こういうシューズを履くと十分練習ができていないランナーは必ず後半に足がパンパンになって失速する。

逆にサブ5向けのシューズはほとんどのメーカーで存在意義がわからない。ただ幅広にして着地の安定性を高めているだけ。やたらとクッションを付けいているだけ。まるで錘のようなシューズばかり。こういうシューズを本気で売りたいのだろうか。

ほとんどが自分で履きたくないシューズだと思ったのだが、「これは」と思ういいシューズもいくつかあったのでわたしのお勧めするベスト5を紹介しておこう。

5位 ALTRA One 2.5 

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このシューズは裸足の感覚をつかむために適している。シューズの中で指が広がるようにできているので、足の中骨の一本一本を理解して走ることができる。シューズそのものは非常に柔らかい。

インソールも柔らかいので足の力がきちんと地面に伝わっているか不安になる。力がシューズに吸収されている感覚をどう考えるかで買いかそうでないかが分かれてくる。

ランニングにも向いているがウォーキングにこのシューズを履くと足裏の感覚が鋭くなるだろう。普段履きにしたい1足。

4位 Inov8 F-LITE 235

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これぞ裸足ランナーのためのランニングシューズと言っても過言ではない。ソールの感覚はビブラムファイブフィンガーズと同じかそれよりも薄いかもしれない。サポートは一切なし。

ほとんどのランナーはこれでフルマラソンを走るには抵抗があるかもしれないが、裸足ランニングの入門シューズとしては最適。これできちんと走れるようになれば裸足でも大丈夫。

3位 Inov8 ROAD-X-TREME 250

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現在履いているMERRELLのBare Access Ultraは廃盤になり、在庫限りになっている。それに変わる超長距離用のシューズがようやく見つかった。Inov8のROAD-X-TREME 250

踵部に少しクッションがあるのが気にはなるが、超長距離用だと思うとこれぐらいはあってもかまわない。フルマラソンで走るのも問題ない。わたしが次に買うとすればこれになるだろう。

2位 HOKA ONEONE Clifton2

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裸足ラン仲間に怒られるかもしれないが、このシューズは面白い。これまでHOKAと言うと厚底シューズだと思い込んでいたのだが、Clifton2はすばらしい。インソールが路面に合わせて生きているかのように動く感覚がある。

このシューズを作った人はちょっと頭がおかしい。もちろんいい意味でだ。シューズの常識を完全に無視している。

ものすごく足裏の感覚に訴えかけてくるものがある。それでいて走りも安定しているし、スピードに乗ることもできる。何よりも楽しい。サイズがなくて合わせられなかったがHuakaも走るのが楽しくなりそうなシューズだ。

これはどんなランナーにも試してもらいたい1足だ。

1位 NEWTON DISTANCE

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これもまた他の裸足ランナーに怒られそうだが、試履したすべてのシューズの中で最高のシューズだ。シューズで推進力を生み出すのは好みが分かれるだろうが、推進力の作り方に嫌味がまったくない。

反発力ではなくソールの形状で前に進めるようにできている。だから走るのに無駄な力がいらない。この発想が素晴らしい。そしてDISTANCEはソールの出っ張りがそれほど気にならない。

同じ系統にDISTANCE Sもあるがこちらも悪くはないがオススメはしない。ソールが硬すぎるし反発力もある。

DISTANCEはどんどん走れてしまう楽しい一足なので、ランニングを始める人の最初の1足はこれで間違いない。

 どうだろう。たぶん多くの人の予想を裏切る結果になったのではないだろうか。わたしは裸足ランナーで裸足好きではあるけど、裸足であるのは楽しいからだ。

他のランナーにも楽しく怪我なく走ってもらいたい。そのためにオススメしたいシューズを考えたら上のような結果になったということだ。異論はあるだろうが機会があればぜひ試してもらいたい。

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