わたしのランニングフォームは完全に後傾。
以前はなんとなく後傾でしたが、いまは意識的に後傾でもはや後傾でないと走れません。
で、薄々気づいてたんですが、自分の体はスプリンター体質なんじゃないかということ。
小学生のころ、体が小さかったのもあって「足が遅い子」だったんです。運動会でもいつもビリ争い。だからずっと足が遅いと思ってました。そして自分は長距離向きだと。
でもサッカーやフットサルをしていたときのわたしの強みは「1歩目の速さ」でした。
それはずっと予測の速さだと思っていました。サッカーはフライングありの1m走ですから、フライングが上手だと思ってたんです。
でも薄々感じてました。
筋肉のつきやすい体とかとか、自分は短距離の人間なんじゃないかって。
そしてパルクールなんかを練習に取り入れた結果、飯能の坂道を跳ねるようにぐいぐい登っていける足を手に入れました。
そこで確信「自分は長距離ランナー向きじゃない」ということを。
ラン歴10年にして気づく・・・そういえば過去の入賞したレースは全部10km以下。たぶんランニングの世界で自分の力を発揮できるのは5〜10kmくらいなのかもしれません。
100kmも24時間も走れるじゃないかと言われそうですが、100kmや24時間を6分/kmで走り続けることはできません。ただ走るだけなら100kmでも100マイルでも問題ありませんが、レースにはできません。
で、ここまでが前置き。
わたしは後傾で走りますが、着地は前気味のフラットです。指の付け根の分厚いところがコンマ数秒早く着地して、そのあと踵が着いてその反動で推進力を作っていました。
ところが飯能ベアフットマラソンで、裸足のトップランナーの足の計測をしている中京大の金子先生が「速い人は横アーチができている」と教えてくれました。
それと上り坂で何回か感じた、上の方にグイグイ引っ張られる推進力のあるフォーム。
昨日、練習のために公園に向かう途中、壊れたランニングシューズを履いて行ったのですが、そのとき飯能の坂道で感じた推進力と似たような感覚で、坂の上にグッと引っ張られるような感じがありました。
その瞬間に気付いたんです「着地はもっと後ろが正解だ」ということに。
指の付け根の厚いところから着地していましたが、それを写真の赤丸、厚いところの土踏まず側から着地。そうすると横アーチも感じられ、推進力も生まれます。
以前、金子先生に計測してもらったときに「指を上げる感じ」と言われて「?」になってましたが、これでわかりました。この着地なら指先がちょっと浮きます。
わたしは「フォアフット」という言葉のマジックに騙されてないと思ってましたが、完全に騙されていました。
着地場所をやや後ろにすることでロスが少ない走りに変わっています。で、調子乗ってスピード上げて走ってたら、胃潰瘍が「調子のってんじゃねえよ!」とクレームをつけてきたので4kmしか走ってませんが、いい感じ。
そしてふくらはぎの筋肉がピキピキしてます。
こうやってまた、わたしの体はスプリンターに近づいていく・・・
自分で言うのも何ですが、いまのわたしの脚の筋肉、めっちゃ気持ちいいです。ビリケンさんレベルに「触ってご利益のある脚」です(ビリケンさんは足裏か・・・)。
ゆっくりとわたしの体と走りは完成形へと近づいている感じがあります。
ただし、短い距離限定。長くてもハーフマラソンが限界。
これを鍛え続ければ長距離に耐えられる体になるのかどうかはわかりませんが、いまさら引き返せないので突き進むことにします。
他のランナーさんに当てはまることかどうかはわかりませんし、わたしが後傾であるからハマったのかもしれませんが、試すのはタダです。
指の付け根の厚くなっているとことで着地している人は、試しに1cm〜2cm後ろの土踏まず側の傾斜で着地するイメージで走ってみてください。いつもよりもグッと前に進む感じになれば正解。
ならないなら・・・合わないだけなので、この記事は読まなかったことにして以前と同じ走り方でいいかと思います。
そもそも前傾だとここで着地するのは難しいかもしれません。
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