昨日も新しい職場でお仕事してきました。どうもいろいろな職場で働くのは自分には合っているらしく、本来は人見知りなはずなのですが、持ち前の「返事だけはいい」をいかんなく発揮して、きちんと仕事はできている感じを醸し出しています。
正直なところ、ちょっと抑えているところはあります。こういう書き方をすると誤解されるかもしれませんが、「仕事ができる人だと思われないことが大事」というのが私の考え方になります。もちろん、短期のアルバイトのときに限りますが。
長期の仕事の場合には、どうせ時間の問題なので意図的に爪を隠すようなことはしません。でも短期の場合は、仕事ができない人だと思われていたほうが楽なわけです。手を抜きたいというわけではなく、もっと気楽に仕事をしたいタイプなので。
仕事というのはできれば鼻歌を歌いながらやるべきなんだと思っています。私がこれまで見た中で1番素敵な職場だと思っているのが、表参道にある「パンとエスプレッソと」なんですが、とにかくパンを作る定員さんが楽しそうだったのを10年以上も前のことなのに、昨日のことのように覚えています。
自分のやっている仕事が楽しい。そうなればお客さんも喜んでくれる。でも、仕事ができると思われてしまうと、その働き方ができません。ただ、昨日は仕事ができる人というイメージを与えることなく、楽しみながら働けたような気がします。
でも、一緒に入った短期バイトの方が要領がよくてテキパキ働ける人だったのですが、調理系が得意ではないのか、私と並んで仕事をするとどうしても差が出てしまいます。少しだけ動きを見ていたのですが、動作に無駄が多いんですよね。
私は無意識に体幹を安定させていて、ブレることなく作業を進めていくから手際よく見える。こういうところで結局のところ「普通のバイトさんとちょっと違う感」は漏れてしまいます。でも、体幹を安定させてしまうのは、自然にそうなってしまうので、もう仕方ありません。
基本的に何をするにしても体幹って大事で、それこそ10年近く前に弓道場に連れて行ってもらったときに、最初の動作だけ教わりました。このとき、体に軸を作るということまでは教わらないのですが、私は自然にできるわけです。そうしたら「筋がいい」と褒めてもらいました。
もちろん筋がいいのではなく、ただ体の使い方を知っているだけのこと。筋がいいというのは、体の使い方を知らないでもそれができている人のことを言います。私は正解を知っていて、それをやっているだけなので、何もすごくないわけです。
立ち姿って本当に大事で、そして立ち姿だけでいろいろバレてしまいます。もちろん歩いている姿も、走っている姿も同様です。私だって、立ち姿を見て「この人はただ者ではない」くらいはわかりますから。もっともトップアスリートでもない限り、1年に1度あるかないかくらいの頻度でしか出会いませんが。
大抵の人は「もうちょっとこうしたらいいのに」と思うことばかりです。もっとも姿勢のよさだけが結果に繋がるわけではないので、大きなお世話になるようなことは言いませんが。ただ、ポテンシャルを活かせていないのはもったいないなと思うだけ。
私もランニングトレーナーの端くれですので、トレーニング方法については常に新しい情報を仕入れて、自分の体を使って人体実験をしています。だから確信しています。自分のやり方なら、ほとんどの人がパフォーマンスを改善できます。ただ筋トレ系なので、ランナーとの相性が悪く、継続するのが難しいのですが。