外国人労働者:やりたいことのためにスタンスを変える

昨日のアルバイト(正式にはフルキャストの派遣になるらしい)は、とある倉庫での作業だったのですが、1チーム8人くらいいて、そのほとんどが外国人労働者で、しかもリーダーも含めて女性ばかり。力仕事をアルバイトがやるという形で、私がその力仕事の役割でした。

私はこれまでいろいろな職場で働いてきましたが、女性の外国人労働者で構成されている職場というのが初めてのことで、世の中はもうこうなっているのだと少し驚かされました。補助金などがあるからなのかもしれませんが、程々に笑いもありおもしろい職場でした。

リーダーはおそらく中国系の方なんだと思うのですが、中国人らしい「強い口調で指示を出す」タイプなのですが、その一方でやはり中国人らしく、喜怒哀楽の切り替えも早くて、まるで中国にいるような気分でした。こういう働き方もいいものです。


そもそも受付をしたときに、壁にいろいろ注意書きが書かれていたり、細かいルールがあったりして、「厳しいところに来てしまったかな」と思ったわけですが、外国人労働者は細かくルールを設定しないと、自分勝手に行動する傾向にあるので、職場に案内されて変に納得してしまいました。

日本人だけの職場は、そこまで細かいルールを明記しておかなくても、ある程度は暗黙の了解で、みんなが正しく行動します。でも外国人がいる場合には、正しく行動してくれるだろうと期待するほうが間違いで、正しく行動しないことを前提にルールを周知する。

外国人労働者はとても重要な戦力であり、これからどんどん増えていくのでしょう。受け入れるだけで人手不足が改善しますし、ちょっといい加減なところが、むしろ職場を明るくしてくれるといった効果もあります。ちょっと叱られたくらいで辞めてしまう日本人にはないたくましさがあります。


工場や倉庫は外国人労働者の比率が増えていき、IT関係はAIの仕事が増えていきます。日本人はこれからどうやって働いていけばいいのか。これは思っているよりも重要な問題なのかもしれません。自分でなければいけない理由を作れるかどうかで、フリーランスにとって生き残れるかどうかが決まってしまう気がします。

そのためには、仕事ができるだけではいけません。「この人はおもしろい」と思われる何かがなければいけません。パーソナルトレーニングなら「この人に教わりたい」と思ってもらえる個性。ライティングも他の人ではなく、私に頼みたくなる理由がなければ、早々に仕事を失います。

逆に言えば、それを見つけることができれば、仕事を外国人労働者やAIに奪われることはありません。とてもシンプルなことです。その他大勢にならないようにすること。それはこれまでやってきたことなので、私の場合は特別な何かをする必要がありません。


ただ、愛媛マラソンが終わってからは、もっと個性を出していこうかなと考えています。基本的に私は裏方の人間としてやってきました。きっとそちらのほうが合っています。でも、舞台に立つ側の人間の役割も経験してみたいなと。アルバイトをし始めて感じているのは、知らないことがたくさんあるということ。

自分でいうのはなんですが、私はそれなりに世の中のことを理解していると思っていました。でも、知らないことのほうが圧倒的に多く、それに気付いてから「どんな仕事を経験してみよう」というスタンスに方向転換したくなってきました。

自己プロデュースをしっかりとして、目標を立てて自分のやりたいことをやりきる。それがモノにならない可能性のほうが高いのですが、それすらやってみないとわからないこと。妄想だけで諦めるのではなく、まずは挑戦してみること。何をするかは、またいずれ報告します。

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