
あべのハルカスや中部電力 MIRAI TOWERなどで階段レースの運営をしているチームが、新しい階段レースとして「太郎坊チャレンジ2024」をスタートさせました。この大会は滋賀県東近江市の歴史ある太郎坊宮の参道を駆け上がるレースで、379段の階段を走ります。
もちろん参加するわけですが、本格参戦はもちろん来年から。今年はベストは尽くしますが、このためにトレーニングを積むということはしません。繰り返しになりますが、私にとってこの1年はすべて愛媛マラソンで結果を残すためだけにあります。
いまアルバイトしているのも、生活費のためというのもありますが、立ち仕事が体重を落とすのに有効だと感じたから。晩酌をしていないのも、リカバリーを重視して、日々の生活やトレーニングを、できるだけ良いコンディションで行うため。
その他、あらゆる判断が「それは愛媛マラソンでいい結果につながるのか?」ということ。そして「太郎坊チャレンジ2024」に参加するにしても、どういうスタンスで参加するのが、愛媛マラソンにいい影響を与えるのかを自分なりに考えてみました。
その結果が、「太郎坊チャレンジ2024」のために特別な調整はしないということ。開催日の10月19日はすでに月間走行距離を落としている時期なので、体重さえ落ちていればそれなりの結果にはなるはずです。本気で挑めば思わぬ良い結果になるかもしれません。
たとえそうだとしても、ここで「太郎坊チャレンジ2024」のために調整するということは、愛媛マラソンの準備に時間を使えないことを意味します。階段レースとマラソンでは使う筋肉も違いますし、体の使い方も違います。同じ「走る」でも似て非なるものなわけです。
もちろん以前、サブ3.5ができなくなったときのように「階段レース向けの筋トレを始めたら、マラソンのスピードが戻ってきた」みたいなことも考えられます。ただ、それは完全に偶然の副産物であり、運がよかっただけのこと。今回はきちんと再現性のある正しいやり方だけを選んできます。
だから、そこそこ無難な結果になると思います。一般男子の募集人数が120名。上位10%なら12位以内。15%以内なら18位以内ということになります。10位以内というのは無理でしょうから、10〜15位くらいが目標といったところでしょうか。
しっかり体重を落とせていれば、そこまで難しい目標ではないはずです。もっともどのレベルの選手が集まるのかによって順位は変わってくるので、もっと上位に入る可能性もあれば、半分よりも後ろになる可能性だってあります。ただ、そこで大事なのは来年に向けてのベースを作るということ。
たとえば今回のタイムが3分だったとします。そのとき優勝者のタムが2分30秒なら、愛媛マラソン後には30秒を縮めるためのトレーニングを行います。実際には私がイメージしている階段や坂道の登り方があり、それを実現するために努力するだけですが。
階段レースの世界は、まだ裾野も狭く、選手も限られています。だから、理論的な部分はブルーオーシャンです。今まで正しいと思われてきた走り方よりも、速く走れる方法があるんだと思っています。それを実現するためにもやはり体重を落とす必要があり、そういう意味ではもっとも痩せているはずの愛媛マラソン後に取り組むのが理想。
来年はベースの体重を50kgにして、クライミング系のレースを中心に出場し、マラソン大会は走らずに取材、もしくはどうしても走りたい大会だけに絞る予定です。だから、今回はその下調べということで。そして来年以降にベスト10目指すために、今の自分がどのレベルなのかを確認してこようと思います。
