軽さは正義:甘さを捨てて食事を見直す

陸上競技の適正は太りやすいかどうかで決まる。過度な減量の影響もあって、そう断言するトレーナーはほとんどいなくなりましたが、現実としてマラソンや中長距離のトップアスリートはみんな細く、体重がレース結果に影響するのは明らかです。

先日MDCの取材に呼んでもらったのですが、トラック競技はマラソンよりも体重の影響が大きいのか、みんな簡単に折れてしまいそうなほど足が細く、出力の高さよりも軽さのほうが重要だということかはっきりとわかります。筋肉ムキムキのトップアスリートは1人もいません。

痩せるというのは人間らしい生活を送るうえで、度がすぎないように気をつける必要があります。適正体重というものがあり、健康で過ごすために必要な体重は、重すぎても軽すぎてもいけません。だから、痩せればいいと安易には言えない時代の空気を読む必要があります。


ただ、しつこいようですが軽いほうが速く走れます。私は筋肉が付きやすいタイプなので、なかなか体重が落ちません。5ヶ月で6kg近く落とせたなら、それで十分ではありますが、太りやすいところがあるので、そもそも陸上競技は向いていません。

ただ、オリンピックや世界陸上に出ようというわけではありません。ライバルは自分であり、自分を超えていければいいだけなので、向いているかどうかは実際のところ「どうでもいい」ことだったりします。過去の自分がライバルなら、体質や適性は関係なくなります。

それと同時に適性がない場合には工夫をするようになります。なんでも上手くできてしまう人は、工夫する必要がないのですが、私のような凡人は、とにかく勉強して工夫できる知恵を身につけます。それが成長につながるので、凡人でよかったと思うこともあります。


ただやはり大事なのは体重。暑さ対策として、しっかり食事をするようにしていますが、それを上回る運動も必要です、まだまだ腹回りには脂肪があって、落とせる余裕があります。まずはあと4kg落として、あとは愛媛マラソンに向けてもう4kg落とす。

それくらいしないと、想定していた走りには届かない可能性があります。MDCの参加選手を見ていると焦るわけです。トップアスリートがここまで絞っているなら、自分はもっと落とさなくてはと。もちろん闇雲に落とすつもりはありませんが、認識は間違いなく甘かったなと。

ただ、トップアスリートの領域を身近に見たことで、私がやろうとしていることは、そこまで無謀なことではないんだなとも感じました。たとえば1kmをキロ3分で走る。絶対に届かないって思っていましたが、アプローチの仕方を変えれば実現できそうな気がします。


ただ、今やるべきことは走り込むだけ。今週からポイント練習も入れるつもりですが、練習の基本はジョグと立ち仕事。そしてポイント練習を入れたところで消費カロリーは変わらないから、食生活の見直しが必須になります。たとえば筋肉をつけないようにタンパク質を減らすとか。

今のわたしに取ってよろしくないのは、筋肉が必要以上についてしまうこと。筋力は必要ですが筋肉は必要ない。これがマラソンの面白いところ。ヒョロガリだけど出力はしっかりとある。そこがこれからの私が目指すところ。結局のところマラソンも重量との戦いなので。

とりあえず、8月末までは日本人らしい食生活を心掛けようかと思います。アルバイトでの食事はおにぎりで、お味噌汁と漬物で塩分補給。菓子パンや砂糖の入ったドリンクは体重が落ちるまでやめて、米でエネルギーを補給します。タンパク質もできるだけ減らして、倒れないように心掛けながら削ぎ落としていきます。

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