ランニングを仕事にする方法:将来のビジョンについて

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ランニングを仕事にすると考えたとき、まず思い浮かぶのはトレーナーという職業。ランニングは独学で始める人が多く、真剣に向き合っている人ほど、中級者レベルで伸び悩みます。だから、そこでの道案内としてトレーナーというのは一定数ニーズがあります。

実際にランニング系のYouTuberでも、YouTubeは宣伝のためにあって稼ぐのはトレーナーという人もいます。最近はゲストランナーが仕事みたいな人も増えましたが、それだと頑張っても1ヶ月に10日しか働けません。動画作成はとにかくお金がかかるので、簡単に破綻します。

でもトレーナーで1回に20人集まる練習会をすれば、週4くらいでもそこそこ稼げます。20人集めるのが大変ですが、そこでYouTubeなどのSNSなわけです。YouTuberやインスタグラマーという職業はそれだけで生活が成立するのはごくわずかな人たちだけです。


私もランニングを教えていますが、これって安直すぎるのでは?なんて思い始めています。ランニングの可能性を自ら狭めているような気がするのです。たとえ訪日外国人を、ランニングで東京ガイドするなんて仕事も、やれないことはないはずです。

自分でガイドをしながらコースマップやGPSデータを売るという方法もあります。「鎌倉ランニングマップ」みたいな感じで、定番コースやおすすめコースをいくつか作って販売する。アプリにしてもいいですし、データ販売をするというのも突拍子もない話ではありません。

実際にやれるかどうか、やるかどうかは別として、今はアイデア出しの段階です。トラベルランナーになるなら、走って旅して生活したいなら、そこで得た知見を提供することが効率的です。もっともまだ「街ラン」という概念が世の中にはそれほどありません。


「走る=マラソン」という考え方が主流で、もしくは健康のために走る程度。街ランは出張先で朝に時間があるから走るものとしか認識されていません。でも、素晴らしいコースがあることを知ってもらえれば、街ランをする人が増えてくるはずです。その先には「街ラン100選」みたいなものも見えますり

「街ラン100選」なら、日本の文化として残る可能性があり、私が生きてきた証が残るとしたら面白いじゃないですか。それはもう、空海のお遍路みたいなもので。いや、そういうものを作ってもいいんです。1000km以上の旅ランコースを。

幸いこの国には八百万の神がいるわけで、彼らのスポットをつなぐコースは無限に作れます。ただ、そこを走って旅をするための物語が必要になります。なのですぐに何かをするという話ではなく、ただ将来のビジョンとして今の段階から考えておく必要があります。


未来のこと将来のことを考えるときに、どこまで考えておくべきかという話なのですが、自分の年齢を考えた場合には、ここから行き当たりばったりというわけにはいきません。狙い通りの未来にたどり着けるかどうかは別として、道筋は立てておいたほうがいい。

20代ならどこを目指すかわからないまま走り出しても、たどり着いた先で経験を積めばいいだけ。でも50歳が見えてきた段階で経験を積んでなんて悠長なことを言っていられません。目指す先を明確にして、どうやってたどり着けるかのストーリーも考え実践していく。

ストーリー通りにならなかったら、またストーリーを書き直す。だから最初に掲げるのは、実現できるかどうかわからないくらいの大きなものがいい。だから、現時点ではできるかどうかではなく、可能性だけを考えてアイデア出しをしていきます。

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