過去の経験から、私にとってランナーとして理想の体重は53kgだと思っています。適正体重よりも3～4kg軽くて、それでいて痩せすぎでもない。ぎりぎり「スポーツをやってる健康的な人」の範囲です。そこを理想とするのは、いつからか53kgを下回るのが難しくなったからでもあります。
今回のように体重を落としていったときに、必ずやってくるのが53kgの壁です。それまでと同じようにトレーニングをして、食事も注意してもここから減ることはなかなかありません。だから、ここが健康的な限界ラインなんだろうと考えています。体が「これ以上は無理」と拒絶する。
もちろん、理論上これ以上痩せられない理由はありません。初フルマラソンのときは50kgを切っていたはずで、ランニングを始める前の体重は57kgあったので、そのあたりは今でも変わりません（昨年は60kgまで増えましたが）。だから、本当なら50kgくらいを目指すのは、そこまで難しくないはずです。
ただ、体が「ここが適正」と覚えているのでしょう。だからそこに収束するわけです。こういうときにさらに痩せたいなら、思い切った減量が必要になります。たとえば数日かけての旅ランをすれば、2kgくらいドンと痩せて、壁を越えていけます。ただしリバウンドがあるので、旅ラン後の食事にかなり気をかけなくてはいけません。
今回採用するのは「甘いものを減らす」「夕食を減らす」の2つ。エネルギーが欲しいので、仕事終わりに菓子パンを食べることがあるのですが、まずそれを止めること。食べるならおにぎりにして、糖を直接摂取するのはやめます。ドリンクもできるだけお茶を選ぶこと。
大きな変化は期待できませんが、これはあるべき姿に戻すだけなので、体への負担は小さめです。だからリバウンドもしにくいと考えています。効果が出るまでに時間がかかるというデメリットもありますが、壁を越えてしまえは、あとは自然と落ちていくはずなので。
これまでは夏バテ防止のために「よく食べてよく飲む」を心掛けてきましたが、僅かながら気温も下がり、また暑くなる日もあるのでしょうが、夏のピークはもう過ぎ去りました。ここから余程気を抜かない限り、夏バテになることはありません。なので、まずは食事を見直そうかと。
それに合わせて練習量も増やすつもりです。立ち仕事に体が慣れてきたので（それも痩せなくなった要因のひとつ）、もう少し負荷をかけても大丈夫かなと。いまは外仕事の日には1日10km、自宅仕事の日には1日20kmを目安に走っています。この距離をもう少し伸ばしていきます。
たとえばチョコザップではキロ6分より少し早いペースで10kmで走っていますが、これを1時間に変える。これだけでも距離が少しだけ増えます。朝ランもプラス1km走るようにするだけでも、消費エネルギーが増えるので壁を越えるキッカケにはなります。
あとは以前のように隙あらば走るというスタンス。夏の間は暑すぎて、移動はできるだけ電車を使いましたが、ここからは気温に応じて「走る」をメインの移動手段にします。電車に乗るにしても「1駅走る」でも構いません。大事なのは疲労を溜めずに走れる距離を増やすこと。
そこまでやって壁を越えられなかったら、そこが私の限界ということ。とはいえ8月は思うように体重が落ちていませんが、まだ時間の猶予はあります。9月中に壁を越えて、あとは2月に向けて練習を積み重ねていくだけで、50kg前後にまでは落ちるはずです。
ただ、もう少しだけいてもと違うアプローチもしてみたいところ。食べなければ痩せるとか、走れば痩せるとか、それは絶対的な事実ではありますが、それがすべてというのは面白みに欠けます。まぁそんなものはないので、当たり前のことを当たり前に積み重ねていくとします。
