マラソンのタイムは体重で決まる。私は常々そう伝えてきました。まったく運動をしていない人の場合ですと話は変わってきますが、フルマラソンを歩かずに走りきれるレベルになると、体重とコンディション調整がタイムを決める要素の90%くらいを占めると思っています。
心肺機能とか筋トレとかは補助的な要素。筋トレが必要だとずっと言ってきたじゃないかと思うかもしれませんが、筋トレの効果と体重減の効果を比較した場合、体重減のほうがタイムに影響します。しかも筋トレは体重が増えるというリスクもあり、やり方を間違えると鍛えているのに遅くなることもあります。
筋トレが必要ないというのではなく、まずは体を軽くすることが効果的だという話です。実際に昨日のインターバルでは、前日の仕事の影響で体重が52.3kgしかなく、400mのインターバルのペースがキロ10秒くらい上がりました。1本だけですが、キロ3分15秒まで上がりました。
ペースだけでなく、思考する余裕があり、体の動きを確認しながら走ることもできました。いうもはオーバーペースになりがちなのに、抑えて入って後半にまでしっかり走り切れたのも、間違いなく体が軽かったから。おそらく50kg以下まで絞れたなら、キロ3分まで上げられます。
もっともいまは立ち仕事での疲労があるので、もしかしたら現状でも、フレッシュな状態ならキロ3分まで上げられるのかもしれません。そうなるとますます体重を落としたくなります。昨日のブログでは53kgの壁があるとお伝えしましたが、なんとかして52kg台をキープしたいところ。
今週末から北海道に行くので、どうしても飲み食いしてしまいますが、単独行動でのカロリー摂取を控えめにして、なんとか乗り切りたいところです。もっともこの軽さは汗が抜けただけなので、53kgの前半で8月を終えられたら御の字というところ。9月は多めにアルバイトを入れて、51kg台に持っていければいいかなと。
また、そろそろペース走も入れなくてはと考えています。おそらく9月は週休1日のペースで働くことになります。そうなると朝ランでのポイント練習は1週間に1日しかできません。これをなんとかして2日にすること。1日はインターバルで、1日を10kmのペース走に。
とはいえ、まだ気温が高いのでペースはそこまで速くなく、キロ4分30秒くらいから始めることになると思います。いま速く走れる必要はなく、ただ一定のペースで10kmを走ることに体を慣れさせていきたいなと。このペースをキロ4分まで縮められたら、そこからは距離を伸ばします。
まだ机上の空論でしかありませんが、きちんと段階は踏めていて、これが上手くいけば、それなりのノウハウを手に入れることができます。もちろん結果にも繋がりますが、自分なりのやり方が間違っていないというのは、人に教えるにしても、記事を書くにしても大事なこと。
実はこれから(これを書いているのは前日の昼前)、ある広告代理店の方とお会いするのですが、ランニングに対するノウハウというのは、そういうときに有効的な切り札のひとつになります。ライターでサブ3(まだ達成していませんが)でランニングシューズにもオリジナリティのある知見を待つ。それは私だけの武器になります。
その上、万里の長城マラソンというキラーカードもありますし、人生経験そのものや職歴の複雑さも私の強みになります。それを誇るつもりはありませんし、錦の御旗にするつもりもありませんが、手札が何もないよりは自信を持つことができます。言葉にも重みが出てきます。
体重を落とすことは、私にとって自己満足になるだけではなく、自分自身の未来の選択肢を増やしてくれます。だからこそ、53kgの壁くらいで足踏みしてる場合ではありません。まずはその壁を乗り越えて、愛媛マラソンでは過去最軽量の自分でスタートラインに立てるようにしたいところです。