今回の北海道では調べものに時間をかけるつもりでしたが、あれもこれもする時間がなくて、最大の目的であった北海道の歴史を教科書の延長線レベルで把握できただけでした。マラソンと関係ないタイミングで北海道に来て、集中して調べものをしたほうがよさそうです。
それでも、わずかながらとはいえ新しい経験をして、北海道と向き合う角度が以前とは少し違うように感じます。こうやってゆっくりと自分の中に取り込んでいき、頭の先まで満たされたときに、物語を描けるようになるのかもしれません。今はまだ膝下程度しか溜まっていない感じ。
焦る必要はないので、自分のペースで北海道を取り込んでいけばいいのですが、北海道に来て「時間がない」をやっているわけですから、自宅に戻ったらまた同じことの繰り返しになります。今回の北海道旅をきっかけに、日常の削ぎ落としをすることにしました。
物語を書く上で必要なもの、アルバイトで必要なもの、そしてランニングで必要なもの以外は手放してしまいます。サブスクもいくつか解約するつもりです。そうやって、自分のやりたいこと以外に時間を奪われないようにすること。そして生活をシンプルにしていきます。
最初にやるべきことは食事。今回の北海道でラン仲間に「よく食べる」を指摘されたのですが、やはり食べ過ぎなんだと思います。だから、ランニングできなかった時期にあっという間に太ってしまったのでしょう。できるだけ空腹な時間を作るようにしたいところです。
そのためには食事をルーティーン化する必要があります。朝ごはんはすでに毎日同じものを同じ時間に食べるようになっていますが、晩ごはんもそれに準ずるようにします。これは食費を抑えることも目的としています。ついついお惣菜を買ってしまうのですが、それをやめてしまおうかと。
お昼を自宅で食べれる時には、「ごはん、味噌汁、納豆」を基本とする。これはずっとやってきたことなので、そこまで難しくはないはずです。そこに「もう一品」みたいなことをしてるから痩せきれない。そして自宅での飲酒も、いまあるものが終わったらストップ。
これで食事の時間を最小化することができます。栄養バランスが……とか思われるかもしれませんが、永遠にこの食事にするわけではありません。基本的には愛媛マラソンまで。愛媛マラソンが終われば練習時間も短くなるので、食事にかける時間が増えるので調理もできるようになるはずです。
そもそも、取材などで外食をすることも多いので、自宅の食事は質素なくらいがちょうどいいんです。飲酒もそう。普段はアルコールを摂らないようにして、リカバリーを重視。頭もクリアな時間が増えるので、もう少し効率よく働けるようになるはずです。
持ち物もできる限り処分。ただ、これに関してはすでにかなり減っているので、見直すのは衣類くらいかもしれません。衣類は古いものも多くあるので、処分と入れ替えをしてもっとすっきりさせようかなと。ずっとやりたかった「制服化」にも着手するつもりです。
日常生活のために考える時間を削る。実際にそれで使えるようになる時間がそこまで増えるわけではありませんが、そこまでストイックにすることが大事。そう、私に足りてないのはストイックに向き合うということ。つい淡々とこなしてしまうのを変えていこうかと。
それはそれで私の強みですが、今のままでは中途半端になってしまいます。ぼんやりとしている自分の輪郭を明確にする。今回の北海道旅をそのきっかけにする。それだけで、北海道に来た意味があるというものです。さっそく今日家に帰ってから始めるとしましょう。
