荒れた天気だからこそ:雨が好きな男の話

昨日のアルバイトは大雨ということで、派遣スタッフの休みが相次いだ結果、終電間際まで働くことに。長時間勤務は問題ないのですが、こういうときこそ派遣社員の出番だと思うのですが、一般的にはこういうときだからこそ休むという感覚なのでしょう。

もっとも私も電車がまったく動いていなければ、休むしか選択肢はなかったのですが、お隣駅までは電車が動いているということで、FLOPEEZEを履いて、雨の中を4kmほど走りました。途中で膝下くらいの深さになっている水たまりがあり、車に追い抜かれるたびに焦ることに。

何で雨の日の車は、あんなにも横暴なんでしょう。これまで何度も大雨で水をかけられてきたので、雨合羽を着ているとはいえ濡れたくはないので、スマホを撮影しているように構えながら走りましたが、そうするとさすがに車もスピードを落としてくれます。結局のところ、心掛けの問題なんです。


盛大に水はねするところを撮影されるのは困るからスピードを落とす。でもそのリスクがないならスピードを落とさない人もいる。日本人は武士道があるとか、思いやりの心があるとか、あれは嘘です。そういうものが欠けているから、「こうあるべき」を示すために啓蒙しているだけのことです。

別にそれを卑下するつもりはありません。人間とは動物であり、そもそも本能を持って生きているので、自分が最優先されます。電車が止まるくらいの大雨で、自分の会社でもないのに通勤しようという方がどうかしているわけです。でも、理想の自分でいようとすることは諦めたくありません。

武士にはなれませんし、優しい人間になれるかどうかも怪しいところ。それでも理想の自分に近づくための努力は諦めない。それが現実的でないとしても、やはりそこだけは妥協したくない。だから、大雨の中でも通勤するわけです。他人に優しい自分を演じてみたりするわけです。


雨の中を走ることは、実はそれほど嫌いではありません。嫌いなのは顔が濡れること。なので私は、傘をさして走ります。傘なんかさして走れるの?と思うかもしれませんが、腕の動きと肩甲骨の動きを連動させないようにすれば、走っていても腕を固定することができます。

それについてはまたどこかの機会でお話しできればと思いますが、ピラティスの動きを学ぶことでできるようになります。実際に自宅仕事で、それなりに気温が高い雨の日は、傘をさして公園を10km走っています。トレーニング次第で誰にでもできるので、気になる人は試してみてください。

雨の中を走るときにもうひとつ大事なのが、靴下を履かないこと。理想はサンダル系の履物を履いて走ることです。最初から濡れることを前提にしておけば、濡れることそのものは不快ではありません(車の水はねだけは許しませんが)。むしろ楽しさすら感じるくらい、雨ランが好きです。


高校時代からサッカーを始めましたが、サッカーは雨の中でも試合をします。それ以前にやっていたハンドボールや野球は、雨が降ると試合は中止になります。面白いもので、雨で試合をするのに、サッカー部は雨だとグラウンドでの練習はしません。

そういえば、大会前日が遠足か何かだったのですが、雨でも調整の練習をするから戻ってこいと監督が指示したのに、戻ってきたのは私だけだったことがありました。私はベンチ入りもしていないレベルでしたが、大学からが本番だと思っていたので、試合に関係なく練習をしたかっただけなのですが。

昔からそういうところがあるみたいですね。そして雨の中のサッカーも好きで、何度か雨の中の試合を経験していますが、実力以上のプレーができていた気もします。昔のことなので、どこかで美化しているだけかもしれませんが、雨が好きなのは今も昔も変わりません。

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