
珍しく夜更かしをして、サッカー日本代表のW杯予選を見ていました。DAZNに加入しているので見ないともったいないという思いと、翌日に取材と中国ビザの受け取りなどでアルバイトを入れていなかったというのもあります。倉庫の仕事を入れていたら、間違いなく23時には就寝していました。
もっともいつもは寝ている時間なので、試合の途中、何度か記憶が飛んでいるところはあるのですが、翌日にダイジェストで見直したら、すべてのシーンが記憶にあったので、何となくでも起きていたのでしょう。明確に覚えているのは、試合観戦のために購入した焼酎のひと口目が美味しかったこと。
もしかしたら焼酎が好きなのかもと、最近になって思うことがよくあります。日本酒のように甘くなくて、それでいて味に深みがあって、銘柄ごとに味も違う。そして何よりも、悪酔いすることがありません。家で悪酔いするほど飲みませんが、外で飲むときの選択肢としてはありかなと。
基本的に外で飲むときはビールしか飲みません。日本酒を飲むのはマラソン遠征をしたときくらいでしょうか。マラソン遠征なら1人で飲むので、飲みすぎることがないというのもあります。悪酔いするのは大抵、誰かと一緒に飲むときで、人数が多いほど失敗しがち。
そういうときは日本酒を飲んだり、カクテルを飲んだりしていることが多く、失敗を防ぐためにビールばかり飲んでいるというのもあります。もちろんビールは好きなんですが、状況としてビールを飲めない時もあります。そういうときに、焼酎もいいのかなと思うわけです。
そもそも焼酎をあまり飲んでこなかったのは、焼酎がブームになっていたからです。基本的には斜に構えてブームに乗らないタイプというのもあり、みんなが焼酎を飲んでいたときに手にしなかったので、この歳まで積極的に選ぶこともしてきませんでした。
でも気がついたら、もう焼酎ブームなんて過去のこと。このタイミングなら焼酎を飲むのも恥ずかしくありません。ただ、ブームをスルーしたのもあって、銘柄も詳しくありませんし、自分の好みすらわかっていません。このとき購入したのは「高千穂」で、いわゆるパケ買いです。
九州なのに麦焼酎だというのも気になりました。これは私の勝手なイメージで、九州といえば芋焼酎という思い込みが強いこともあり興味をひいたわけです。もっとも購入したのがコープなので、どこでも手に入る普通の焼酎なのでしょうが、それを美味しく感じるということが相性の良さの証明。
ただ、飲み物に関してどっぷりハマるということはなく、焼酎もきっと選択肢のひとつになるだけのような気がします。日本酒と同じように、好きな銘柄がいくつかある。それくらいの「好き」で落ち着くのでしょう。焼酎のために九州に行くなんてことはしません。
それでも地酒と同じように、地域に根づいた焼酎も楽しめるようになれば、遠征時の食事が楽しくなります。まずはビールを飲んで、次に日本酒、そして焼酎とすれば3杯は飲めることになります。1人酒なら、それくらいが適量です。最後に焼酎にしているのは、焼酎はチビチビ飲めるからです。
日本酒だってチビチビ飲めるじゃないかと思うかもしれませんが、日本酒はそれなりの量を口に含まないと旨味不足を感じてしまいます。だから気がついたら簡単になくなってしまいます。グビグビ飲むという言葉が似合うのが日本酒。反対に焼酎はチビチビ飲むの姿が似合います。
遠征先で地元の焼酎をチビチビ舐めながら、地元の人たちの会話に耳を傾ける。今シーズンはそんな日が増えていきそうです。ただ焼酎だって飲み過ぎはNG。そろそろ上手にお酒と向き合えるようになりたいところ。焼酎はそのための第1歩になるよう、ほどほどに楽しんでいきます。