なんとかなる:解決できないトラブルなどない

昨日から京都に来ています。丹後ウルトラマラソンに出場するセルビア人の友人を応援するのと、コロナ禍前から会えていなかった友人と再会するのが目的だったのですが、金曜日の夜に小田原から京都に向かうバスに乗り込んだタイミングで、想定外な展開がスタート。

話が複雑過ぎるので結論だけ書いておきますが、私が京都でレンタカーを借りる必要があるということになりました。そのやりとりに3時間近くかかり、そして結論は出たものの3連休の初日の京都に、複数日借りられるレンタカーなどあるはずもなく。

いや、楽天トラベルにひとつだけあったのですが、2日間で保険も入れると2万円。ぼったくり価格ではなく、むしろレンタカーって大幅値上げせずによくやってるなと感心しているのですが、想定外の出費で2万円は嫌だということで、ニコニコレンタカーで’探すことに。


ただ、そのニコニコレンタカーで探すのも大変で、こちらはアプリを入れて新規会員登録をしようとしたら、すでに会員登録しているとのこと。パスワードなんてわからないので、再発行をしてもらい、などなどしてやっとログインできたら、京都どころか全国どこのニコニコレンタカーも出払っている状態。

3連休の威力に圧倒されながらも、まだできることはあるはずと思って、借りる時間や返却時間など検索条件を変えて探していたら、1件だけ車がある店舗を発見。楽天トラベルの半額で借りることができました。ここまで簡単に書きましたが、夜行バスに揺られながらのこの作業は誰かに褒めて欲しいくらいの努力。

実際に誰かに褒めて欲しいわけではなく、ただ我ながらよくできたなと。決して簡単な作業ではなく、こういうイレギュラーな対応に慣れている人でないと、きっと「見つからなかった」で済んでしまう話です。でも、私は最初から根拠もなく「なんとかなる」と思っていました。


こういうときは絶対に何とかしてきたから。これは機械設計に似ていて、無理難題の仕様での設計を依頼されるのが機械設計の仕事あるあるなんですが、そこで絶対にさじを投げないこと。口では「絶対に無理」と言いながらも、きちんと仕様通りに仕上げる。

そのときも「なんとかなる」と思っている自分がいるわけです。もちろん最初からそうだったのではなく、無理難題に応えられなかったことがないという事実をどこかの段階で気づき、そこからは「絶対に無理」と思いつつも、「なんとかなる」と信じているという複雑な心理状態で設計に取り掛かっていました。

もちろん簡単に不可能を可能にしているわけではありません。とんでもない回転数で頭を回し、できる方法を考え続けます。機械設計をしていた頃は、丸1日考えているだけという日もありました。今回もメッセージでやり取りをしながら、ずっとどうするのかが正解なのかを考えて、たどり着いたのがレンタカーを借りるということ。


次にどこにもレンタカーの空きがない状態から、借りられるようにするにはどうすればいいかを考えて、結局予約できました。できないことはないのです。楽天トラベルのレンタカーという保険はありましたが、安易にその保険に飛びつかなかった。それが私の強みのひとつ。

少なくとも私に降りかかるレベルの無理難題は、考えることをやめなければ必ず解決の糸口が見つかります。これが国を背負うみたいな話であれば、また変わってくるのかもしれませんが、私がそのような立場になることはないので、どうでもいい話です。

解決できないトラブルなどない。そのスタンスがとても大事だと思っています。できるかできないかではなく、自分ならできると信じること。できなかったら?できるまでやり続ければいいんです。考え続ければいいんです。拓けない道などないのですから。

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