学生時代にバイクで北海道を1周したことがあり、その帰りに北海道から青森までフェリーに乗ったのですが、私にとっての青森体験はそれが唯一で、今回弘前に行くことで、新しい出会いや気づきなどがあるのではないかと期待しています。初めての場所はいつでもワクワクするものです。
その弘前アップルマラソンの帰りに盛岡の友人に会いに行く予定でしたが、残念ながら会うのは春に延期になったので、帰りの予定を組み直しすることにしました。幸い盛岡からの帰りについては、まだ予約してきなかったので、いくらでも変更が効きます。ホテルはキャンセルすることになりますが。
ただ、盛岡もしくは他の岩手のエリアに行かないと決めたわけでもありません。マラソンが終わってからのスケジュールが白紙になっただけ。シンプルなのはレース後に新幹線に乗って戻ってくること。これの利点は月曜日から仕事ができるということ。10月は遠征が多いので、働ける日は働いておきたいところ。
ただ、新幹線に乗るとなるとそれなりの金額になります。夜行バスよりも8,000円近く高くなり、次の日のアルバイトで10,000円稼いだところで2,000円のプラスにしかなりません。だとしたら夜行バスで戻って、月曜日は自宅仕事にするほうが賢明というものです。
ただ、前回の京都行きで夜行バスを使いましたが、疲労具合はかなり大きく、軽くコンディションが乱れている状態が続いています。京都遠征はバス移動に加えて、長距離運転という問題もありました。移動だけ夜行バスなら、そこまで疲労は残らないはず。そもそも往路は夜行バスですし。
そして何よりも、月曜日にアルバイトを入れたところで、フルマラソン翌日は糖が足りてなくて、まともに仕事なんてできるわけがありません。なので、急いで日曜日のうちに帰ってくる必要はなく、やはり夜行バスが最有力候補になります。他に選択肢があるとするなら、電車移動でしょうか。
日曜日のうちに可能な限り南下して、翌日はそこから自宅を目指します。東京18切符があればそれも悪くないのですが、残念ながら弘前アップルマラソンのタイミングではお得な切符が販売されていません。そうなると別の解といて考えられるのがレンタカーになります。
実はこれはかなり魅力的な移動方法と考えていて、鶴巻温泉から弘前まで約700kmですので、10時間くらいで移動できます。何が魅力的かというと、寄り道ができて、弘前で観光できるということ。何だったら車中泊という選択肢すらあります。ニコニコレンタカーなら1日5,000円で借りれますし。
ただ、弘前アップルマラソンは本気で走るので、往路の長時間運転は避けたいところ。そうなると、鶴巻温泉→仙台まで電車とバスで移動して、仙台からレンタカーというのがいいのかもしれません。こういうのは考えているときが1番楽しくて、意外なルートが見つかると更に楽しくなります。
この世界にはそういった「裏道」が、ときどき隠されていたりします。知っている人だけが得をするような道があって、私はその道を使うことよりも見つけ出すことに喜びを感じます。それは機械設計で最適解を見つけ出したときと同じ感覚で、ちょっとした高揚感に包まれます。
ただ見つけてしまったら、そこに価値はなくなります。きっとサブ3も同じなんでしょう。もし愛媛マラソンで達成したとしても、そのこと自体はすっかり忘れてしまう。五街道制覇だって、普段忘れていることの代表みたいな存在になっていて、万里の長城マラソン2階級制覇なんて、いま数年ぶりに思い出しました。
過去をリストアップすると、私もなかなかの人材だと思うのですが、過去に自分がやったことは興味を持てません。常に新しいことを求め続ける。そのために弘前からどうやって帰ってくるかを、もう少し考えようと思います。ちなみに走って帰ってくるという選択肢はないのであしからず。