弘前遠征:マラソン前にしたいこと

初めての場所に行くときに、下調べするタイプの人と下調べしないタイプの人がいますが、私は後者。下調べをしないというよりは、それをする時間の余裕がないというのが最大の理由ですが、もちろん実際に現地に入って後悔するわけです。もっと下調べをしておけば楽しかったのにと。

歴史博物館などに行くときに、予備知識があるかどうかで、頭に入ってくる情報量がまったく違ってきます。面白く感じるかどうかも変わってきますし、予備知識があればひらめきに繋がることもあります。とはいえ、時間がないことは変えられないので、ここで弘前について調べながら学んでいくとします。

弘前は弘前藩の藩庁があった場所で、弘前県が青森県に改称されたときに、県庁などが弘前から青森に移っています。弘前藩の初代藩主は津軽為信。南部氏の盛岡藩から独立したというのは、街道をゆくで読んだ気がします。そのような歴史があるから、津軽と南部は昔から仲が悪いとか。


弘前城は現存12天守のひとつということで、こちらは見ておくべきですね。ただ、今は石垣の老朽により修復工事をしているということで、天守は仮天守台に移動しているとのこと。それはそれで珍しい光景ないので、やはり訪れないわけにはいきません。

弘前城と弘前駅は少し離れていますので、街の中心部はおそらく弘前城側。宿泊は駅からお城とは反対方向にある快活CLUBの個室にしたので、夜の街を楽しむというわけにはいかなさそうです。津軽藩ねぷた村も弘前城の近くですので、日中はお城の近くでウロウロして、夕飯を食べてから散策しつつ移動がベストでしょうか。

藩庁があったなら、博物館なども充実しているかなと思ったのですが、弘前市立博物館と弘前市立郷土文学館、弘前市立山車展示館があるくらい。あと立ち寄りたいのは「太宰治まなびの家」くらいでしょうか。コンパクトにまとまっているのはありがたいですね。


最近になって温泉が好きになってきたので、本格的な温泉は少し離れたところにあるようで、電車で行くかどうか迷うところ。でも快活CLUBのシャワーで済ませるのは味気ないので、金曜日の夕方にでも行ってみようかと思います。むしろ大事なのはマラソン後に入浴できる場所があるかどうか。

あとはやはり食べ物。金曜日の朝に到着するので、食事をするチャンスは9回。弘前ならではの食材というものがまったく思い浮かばないのですが、東北だからやはり魚を食べたいところ。今が旬な食材は大間マグロと八戸前沖さば、スルメイカ、ブリなど。

土曜日はあまり歩き回りたくないので、電車に乗って海まで行ってみるのもいいかもしれません。ただ前日に生魚を食べるのはどうだろうかと。いずれにしても、弘前に留まり続ける必要はなく、せっかくの青森をしっかり満喫したいところです。


こうやって書き出すと、いろいろと見えてくるものです。マラソンコースも先ほど調べましたが、どことなく盛岡シティマラソンに似ているような感じがあります。前半に上って、後半に下るのでおそらく当たって砕けろ作戦は失敗します。

前半は可能な限り抑えつつ、後半に追い込むような形になると思います。体が絞れているので、ついついペースを上げてしまう可能性はありますが、体の軽さに見合うだけの心肺機能がないので、飛ばしすぎないようにだけ気をつけます。

そういえば、りんごを忘れていました。1人でりんご狩りなんてする勇気はありませんので、弘南鉄道に揺られてリンゴ畑を眺める時間も確保しなくてはいけません。それなら大鰐温泉に行けそうなので、なんとなく2日目のプランが決まってきました。出発は明日の夜、だいぶワクワクしてきました。

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