走るということ:ランニングの動画作成

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ウォーキングとランニングは学ばなくても誰でもできます。実際に特別な事情がない限り、歩き方を教わった人はいないはずですし、走ることだって学校で教わるわけではありません。誰でも本能的にできることであり、ランナーの多くが独学で走り始めています。

ただ、マラソンを走るとなると話が変わってきます。1kmにしてもフルマラソンにしても、「もっと早く」「もっと長く」を求めるようになると、走り方をきちんと学ぶ必要があります。スポーツとして、競技として走ることと向き合うことになった場合、自己流ではどうしても限界があります。

タイムを求めて走る。決められた距離を走る場合、自分の意思で参加しているとはいえ、タイムや距離に強制感が出てきます。そうなると、自分が無理なく走れるスピードを超えて走ることになります。その結果、膝などを痛めてしまう。もしくはスピードに限界を感じることになる。


先月あたりからパーソナルトレーニングでいろいろなランナーの方に教える機会が増えているのですが、たった1回のレッスンでアイアンマンのラン区間を歩かずに走り切れたという声や、5kmのレースで自己ベストを出せたという声をいただいています。

マラソンは積み重ねのスポーツなので、本来なら1回で結果が出ることはありません。でも、結果につながっているのは、本質的に何かが大きく変わっているからです。同じ「走る」でもレッスン前とレッスン後ではまったく違うものになっている。それは、独学での走りがいかにマラソンに向いていないかを意味します。

そういう私も完全独学なので、独学が悪いとは言いません。でも、かなり遠回りをしてきましたし、常に新しい取り組みをしてきたからこそたどり着いたところもあるので、研究家タイプの人でなければ、独学はおすすめしません。私はそれを楽しいと思ってやっているので、むしろ独学でよかったレアケース。


レッスンを受けた人の走りがここまで変わるなら(感覚的にも結果としても)、私の理論はそれなりにニーズがあるのかなとも考え始めています。パーソナルトレーニングもいいのですが、やっぱり動画にしてまとめておこうかなと。それがパーソナルトレーニングの呼水になる可能性もあるので。

1回のレッスンで伝わる内容なので、動画が長くなることも、たくさん撮らなくてはいけないこともありません。動画で収益を得るというものではなく、あくまでも参考にしてもらうということで。ただ、その場合はパーソナルに近い形式、要は教わる人のモデルが必要になります。

もちろん予算などはなく。そこが難しいところなのですが、まずは自分で実演するという形でもいいかもしれません。とりあえず構成を含めて考えてみようかと思います。構成を考えるのに1日、動画を撮るのに1日。編集するのに2日といったところでしょうか。


11月からは遠征もほとんどなく、平日アルバイトして、土日に撮影とレッスンという形にできる気がするので、あれこれ考える前にやってみようと思います。速い人が教えるのではなく、試行錯誤してきた人が初心者に教えるというスタンスなので、そこそこニーズはあるはずです。

しかし、こんなに連日問い合わせがあるのは本当に不思議な感覚です。まだ対応し切れないレベルではないとはいえ、ここまでほとんど依頼がなかったのに急に動き出したわけです。コロナ禍前に作ったサイトが、ようやく生きてきました。やっぱり種を蒔いてから収穫するまでに時間がかかるものですね。

焦らず急がす着実に。ビジネスもマラソンも同じ。ただ、シーズンが終わったらまたレッスンゼロになるのでしょうから、その時のことも考えて、アルバイトは続けていくつもりです。どんな形であれ、11月以降は働くことは好きなので、常に働いていられる環境を整えていきます。

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