過信:愛媛マラソンに向けて背筋を正す

2週間前にフルマラソンを走り、大会前日に10時間の立ち仕事をして、夜行バスに乗り込んで移動。そんな状況でいい走りができるわけがありませんでした。なぜなんとかなると思ってしまったのか。なぜ、そこそこの走りができると勘違いしたのか。金曜日に戻って小1時間、自分自身に問いたい。

頑張れないことをわかって太郎坊チャレンジのスタートラインに立てば、もっと違う向き合い方ができたはず。もっと別の楽しみ方ができたはず。メディアとしての枠は使わずに、1本に集中するとか。やれることはあったはずなのに、どこかで過信していたのでしょう。

1本目:1分48秒58(メディア枠)
2本目:1分51秒00

初めての太郎坊チャレンジは、見事なまでの惨敗に終わりました。しかも1回目にメディアとして軽めに階段を駆け上がったタイムを、2本目で抜けなかったという。2本目のほうが頑張ったのに、軽く走った1本目よりも2秒遅いという。私は一体何をしに滋賀まで行ったのか。


そんな悔しさも抱えつつ、それでも楽しかったなと満足している自分もいます。とにかくオールアウトしましたし、ゴールして両脇を支えてもらいながら移動するくらい出し切ってました。そして翌日は2分弱しか走ってないにも関わらず、見事な筋肉痛。

弘前を走ったときよりも、先週御殿場を走った時よりも筋肉に負担がかかっていて、限界を引き出せる走りになりました。万里の長城マラソンほどはひどくないものの、短時間でここまで追い込めるというのは新しい発見。きっと今回くらい質の高い追い込みをすれば階段レースも、もっといい結果を出せるようになるはずです。

それをするのは愛媛マラソンのあとからですが、愛媛マラソンのインターバルトレーニングも、もっと追い込むことができるのではないかという希望も湧いてきました。自分でどこかでブレーキをかけながらトレーニングをしてきたのだと気づけたことが大きな収穫。


そしてトップレベルの選手を見ることができたのも収穫。人間はここまでできるのだと確認したことで、自分自身への甘さが少しは解消した気がします。もっとストイックに、もっと全力で。もちろん、それでケガをしないことが大前提ですが、愛媛マラソンに向けていい切り替えになりました。

まず過信を捨てること。愛媛マラソンに向けて、ここまで順調にトレーニングを積んできましたが、まだ何かを手にしたわけではありませんし、何よりも以前の状態に戻っただけで過去最高の状態に仕上がっているというわけでもありません。

このままだと愛媛マラソンも後悔することになる。それを思い知っただけで太郎坊チャレンジに出た意味があるというものです。そして、自分の筋力にまだまだ伸びしろがあるとわかったのも収穫。たった2分の走りなのに、かなりの筋肉痛が残っています。


階段や坂道に特化する来年の太郎坊チャレンジは、当然ながら今年の結果よりも速くなっているつもりですが、いまの自分に足りないものが多すぎて、まだその道で成功できるイメージはまったくありません。でも、ここから50秒縮めるように練習を積んでいきます。

ただ、今は愛媛マラソンだけ。そこに集中して今できるトレーニングを集中して行う。ただ走っていればいいというのではなく、ここまでやって出した結果だから納得すると胸を張って言えるように。そして楽しいレースだったと思えるように。

その前に今週は万里の長城マラソンなんですが。エントリーしているのはハーフマラソンですが、きっと撮影中心になると思います。どれくらい回復しているのか知りたいというのもあるので、ちょっと悩ましいところですが、むしろ大事なのはその翌週の天童ラ・フランスマラソンですから。

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