万里の長城マラソンから戻ってきて、1日だけ自宅作業日にしていたのですが、一昨日の夜に戻ってきた時間が遅かったのもあり、やりたかったことの半分もできずに終わってしまいました。今日から2日ほどアルバイトに出て、今度は天童遠征です。それが終わったら、ようやく生活が落ち着きます。
怒涛の9月10月でしたが、ここからは地に足をつけて生活し、トレーニングも肋骨の痛みが引いたらしっかりと走り込みます。現時点では肋骨だけでなく筋肉痛もひどいので、とても走れる状況にないので、天童ラ・フランスマラソンは1時間40分くらいがいいところかもしれません。
想像以上に回復が遅いことが、少しだけ焦りになっています。それは歳をとったからなので仕方がないわけですが、愛媛マラソンまでは時間があります。そこまでには流石に回復するでしょうから、焦って無理に走り込んだりしないように気をつけます。
今回の万里の長城マラソンでは、レース翌日に観光ツアーをして、翌々日も参加者の1人が景山公園に行きたいとのことなので、同行させてもらいました。なので終わってから1日半ほど参加者と過ごしたわけですが、参加者が少ないのもあって、いつも以上にコミュニケーションを取れました。
きっとこれから長い付き合いになりそうな方もいて、かなり濃密な時間を過ごせました。今年の5月にいろいろ巡ったことも、観光案内に役立ちましたし、すべてがうまく回っている状態。あとはビザが不要になってくれれば、いつもの万里の長城マラソンに戻りそうです。
それにしても今回は濃いメンバーで、さすがビザ申請を乗り越えてきただけのことがあります。というよりも、ビザが必要になること自体をそれほど障壁だと考えていない人が集まりました。それぞれの経歴も面白く、話を聞いているだけでもワクワクします。
そんな人たちに喜んでもらえれば、口コミで万里の長城マラソンが広がっていきます。もっともそんな打算的なことを考えていたわけではなく、とにかく参加者に楽しんでもらうことだけしか考えていません。でも、みんな旅慣れているから、たくさんのサポートは必要なく、こちらは場を用意するだけ。
2024年秋の北京は、1年前と比べて緩みを感じました。1年前はパンデミック明けということもあり、衛生管理に対してはピリピリしていた雰囲気がありましたが、今は「無理ない範囲で」という空気感があり、1年前ほど徹底したキレイさではありませんでした。
いずれ緩むと思っていましたが、想定よりも早くやってきました。もっとも、初めて北京に来た参加者は「街がキレイすぎる」と驚いていましたので、私が小姑みたいになっているだけかもしれません。ただ、私もこれくらい緩い方が好きなので、居心地は今年のほうが良かったかもしれません。
外国人観光客はクレジットカードで地下鉄移動できるようになり、利便性がかなり上がっていて、あとは観光スポットの予約システムがもう少し外国人に優しくなると、北京への旅行者は戻ってきます。できればビザ不要になるまでに、そうなって欲しいところですが、どうなることやら。
今回は案内をすることがメインでしたので、普段は入らないような雑貨屋さんなどにも行ってきたのですが、ちょっとびっくりしました。オリジナルデザインでかわいいアイテムが増えていて、もう完全に独自路線を進んでいます。欲しくなるようなアイテムもかなり増えていて、センスの良さを感じました。
北京は確実に進化していて、もはや25年前の姿を見つけることが困難で、寂しさを感じる部分もあります。でも、変わっていく北京を見るのも楽しいものです。春にはどんな風景を見せてくれるのか、今から楽しみで仕方ありません。