万里の長城マラソン後のアルバイトを予約しようとして、北京でフルキャストのアプリを立ち上げたら仕事一覧が見られず、パソコンからもフルキャストのサイトにアクセスできませんでした。どうやら、海外からのアクセスをサーバーが遮断しているようです。
その結果、帰国したときにはいつものアルバイト先の枠が埋まっており、一昨日は都内の設営現場へ。設営の仕事は力仕事なのですが、今時はコンプライアンスやら事故防止やらがしっかりしていて、私のような非力なランナーでも問題なく仕事になります。
むしろ個人的な問題は、背が低いのでテントの天幕を固定するヒモを結ぶのが大変なくらい。それでも、子どもの頃からプラモデルやラジコンを作っていたのもあって、手先はそこそこ器用なので人並みにはできるんですが、身長が低いことで大変になることは変わりません。
設営の仕事は倉庫の仕事と違い、常に何かを持ち運びするというわけではなく、何もしていない時間がそこそこあります。テントやテーブルを受け取るための順番待ちとか、レイアウトの確認待ちとか。なので、しっかり動くものの疲労感はそこまであるわけではありません。
むしろ自由な感じが好きで、それでいて時給もいいのが魅力。人が集まらないからなのか、それなりの時給になり、それでいて大抵は予定よりも早上がりになります。いわゆる美味しい仕事なんですが、たとえば女性には向いていません。最低限の体力も求められます。
あとは、ガテン系の人が集まるので、その人たちとの相性も重要です。誰とでもナチュラルに会話できるくらいでないと、職場で浮いてしまいます。もしくは寡黙な男を貫くのもありですが、多分その働き方は楽しくありません。仕事が楽しいのは多少のコミュニケーションがあってのこと。
あとは雨が降ると厄介です。雨具を着て作業することになりますが、それなりの用意をしても、秋冬は体を冷やしてしまいます。仕事の効率も落ちてしまうし、ケガのリスクも上がります。だから、天気予報もチェックせず、不用意にエントリーするとえらい目に遭います。
もちろん雨だからといって特別手当がつくわけもなく。そういうのも含めて高時給なわけです。ただ、フルキャストの日雇い派遣の場合は、申し込むかどうかは直前に決めまれます。なんせ、設営の仕事はかなり人気がなく、それでいて慢性的な人手不足です。
なぜ、人気がないのかはよくわかりませんが、私には楽しく働ける仕事ですので、いつも働いている職場の谷間にでも行こうかとは思います。設営するということは、撤去もするわけで、1つのイベントには必ず、2日以上の仕事が発生します。大規模なイベントですと、もっと時間がかかります。
日雇い派遣の場合、一般的に時給というのは、仕事の大変さで決まります。だから、引っ越しはかなりの高時給になります。時給1,300円以上になったら、ちょっと普通ではない仕事というのが私の印象。それは体力や筋力がないと乗り切れないもので、何かに耐える必要があります。
ただ、その仕事をキツイと思うかどうかは相性も影響します。私の場合、ライン工の仕事が苦手で、最低賃金でやるような仕事ではないと感じています。でも、人によっては単純作業を好みます。黙々と、決められたことをこなすことこそが天職だという人もいます。
私は体を動かす仕事が好きで、頭を動かす仕事も好き。そして単純作業は苦手。仕事も人生も頭を使って体を動かすことに喜びを覚えるタイプ。そういう意味では、設営の仕事や倉庫の仕事はかなり楽しんでいます。もっとも、私の場合は大抵の仕事は楽しいんですけどね。