今シーズンの最終目標は、愛媛マラソンでベストな走りをすること。なのでその他のレースはすべて布石に過ぎません。弘前・白神アップルマラソンも、現状確認のためのレースであり、昨日の天童ラ・フランスマラソン2024はタイムよりも、しっかり走り切ることが大切。
ただ、走るからにはタイムにもこだわってしまうのがランナー。最初に私が設定したのは1時間30分でした。もっともこれはベストコンディションでないと出せないタイム。弘前・白神アップルマラソンを走り終えて疲労が残っていてほとんど練習できないまま、太郎坊チャレンジと万里の長城マラソン。
満身創痍というほどではありませんが、太郎坊チャレンジでは肋骨を傷めるなど、想定外のトラブルもあったので、設定タイムは下方修正するしかありません。走り出してからペースを決めるのはいつも通りとして、できれば1時間40分くらいで走りたいところ。
スタートブロックはA。ただ、自信はなかったのでAブロックの後方から走り出しました。天童ラ・フランスマラソンは陸上競技場のトラックからスタートするので、どうしてもスタート渋滞に引っかかるのですが、これは想定内。ペースが上がらなくても焦らず、周りのペースに合わせて走れました。
最初の1kmのラップが5:20で、1分近いロスになっていました。ただ、ここで焦って前に出ようとしていたら、確実にダメージを負っていました。しかも天童ラ・フランスマラソンは前半が上り基調。ここからはランニングウォッチの表示は無視して、体と対話しながら走ります。
もし設定を1時間30分にしていたら、ここで無理していたかもしれません。実は最近ファイテンのアイテムを使っているのですが、ファイテンでコーティングしてもらったシャツなどを使うと、走りながら冷静な判断できます。それも功を奏して、きちんと無理のない範囲で序盤を乗り切りました。
そして7〜10kmまでのアップダウンエリア。ここをどう乗り切るかで、結果が大きく変わります。もっとも上り坂は得意ですし、何度も経験している坂なので、ここも淡々と駆け上がります。このときのペースが4:30ですので、かなり上出来。思ったよりも体が動くのだと確信しました。
そこで10kmからの下り坂でペースアップ。足がもたなけれは、そのときは歩けばいいと割り切って、しっかりと足を回します。ここで力強く走ろうとしないところが、この数ヶ月の成果。姿勢を整えて、膝を回して走る。これがハダシスト流ランニングの基本です。
走り終えてから、太もも前側の筋肉痛がないので、上手く走れていたのでしょう。いつもなら足にダメージが蓄積されて後半に足がぱんぱんになるところですが、今回はそれもありません。どちらかといえば苦しくなったのは心肺機能のほうで、夏までにしっかり走り込んだ成果も着実に出ています。
下り坂エリアを終えて、フラットになったところで質素するのも覚悟していましたが、むしろここからサブ3ペースよりも速くなります。ただ、シャインマスカットのエイドとカニのエイドは無視できず、そこだけは少しだけペースダウン。速く走るだけがマラソンではないので仕方ありません。
フラットな区間になってからは、終始笑顔で走れました。沿道の声援も増えるのもあり、それでいてペースも速くて、周りのランナーを追い抜けていたので、純粋に走るのが楽しくてしょうがない感覚。そして1時間32分24秒でゴール。想定していたよりも、かなり早く走り切れました。
このコンディションでもそれなりに走れた。これはかなり自信になりましたし、走り方も安定してきました。これで今年のレースは終わりですので、まずはコンディションを整えること。そして体も絞って、もうワンランク上の走りができる自分を目指すとします。