誕生日:40代最後の1年ですると決めたこと

40代最後の1年が始まりました。年齢が行動の足枷になることはありませんが、あと1年で半世紀も生きたことになるというのは、感慨深くもあり、理不尽な感覚もあります。18歳でシャ乱Qの上京物語を、カラオケで何度も歌ったあの頃から、何も変わっていない自分がいます。

大阪時代とそれ以降は明確に切り離されているのに、大学進学に合わせて神奈川に出てきてから今日まで、同じ1日のようにも思えてしまいます。長い時間を過ごして前に進んでいるというよりも、トレッドミルの上で同じ場所に留まっているような感覚。

経験はそれなりに積んできましたし、知識も付いてきましたが、本質的には何も変わっていないのかもしれません。別に変わらなくてはいけないという焦りもありません。守るべきものがあるなら話は変わってくるのでしょうが、そうなるのが怖くて守るべきものを作ることを、どこかで放棄したようにも思えます。


40代最後の1年に何を残すか。次の愛媛マラソンを集大成にすると決めたのは、40代最後の年というのもあります。ただ、40代のうちにやっておかなくてはいけないことが、他にあるわけではありません。私は「今すべきこと」を積み重ねているだけで、何かを残したいタイプでもありません。

基本的に、成し遂げたことは忘れてしまいます。振り返るのは好きではなく、いつも前ばかり向いています。常にやりたいこととやらなくてはいけないことに追われていて、振り返る余裕もないというのもありますが、何よりも「たかが人生、面白おかしく生きていきたい」という考えがベースにあることも影響しています。

生きることに意味を持たせる必要も、世界を変えるような志もありません。世界の困窮を救うのではなく、身近な人が困っているときに、そっと手を差し伸べられる人間でありたい。仲間とたくさん笑って、美味しいものを飲み食いできる時間が少しだけあれば、私は満足できます。


それでも、あえてこの1年でやることを決めることにしました。50歳からの人生に大きな変化を起こすための種蒔きとして。種を蒔いていないのに花は咲きません。50歳になってから変わろうと思っても、種を蒔いていなければ、何もできないし、何も起こりません。

49歳にやることをリストアップします。

・出羽三山参り
・小説を1本書く
・生活をコンパクトにする

他にもあるのですが、公表できるのはこれくらい。出羽三山参りはこれからの人生においても、小説を書く上でも必要になってきます。東北・北海道というのが50歳以降の私にとってのテーマになります。それを認めてもらうために、出羽三山参りが必要になります。


小説を書くことはすでに決めていたことで、このブログでもお伝えした通りです。別に芥川賞とか直木賞とかを手にしたいわけではなく、自分の言葉で物語を綴りたいだけ。それが駄作であろうが問題ありません。大事なのは1作目を書き上げること。

そして、生活をコンパクトにするというのはずっと掲げているテーマのひとつですが、ここで第一フェーズを終わらせておきます。今回のフェーズでやることは、10万円ちょっとの年金収入だけで生きていけるベースを作ること。そのためには、とにかく削ぎ落とすことです。

かつて1日1つ手放す生活をしていましたが、それをもう一度やります。前回は最終的に「安定した働き方」を手放しました。最初は軽い気持ちで始めましたが、私の中に大きな変化をもたらしました。それを期待するわけではありませんが、1年後に新しい人生に飛び込んでいくために、まずは物理的に身軽になることから始めます。

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