今年のレースも終了し、あとは愛媛マラソン1ヶ月前にハーフマラソンを入れる予定にしているくらいで、ここから3ヶ月はひたすら上積みしていくことになります。おそらくサブ3ペースそのものは、それほどきつく感じないレベルにはなっているので、焦りはありません。
でも、大事なのはここからです。サブ3が目標なのではなく、自分のポテンシャルを100%引き出すことが、愛媛マラソンの目標です。なので、現状維持で満足するのではなく、まだ削ぎ落とさなくてはいけませんし、心肺機能も高めて筋肉も付ける必要があります。
そのためにはまず、コンディションを上げていくこと。弘前・白神アップルマラソンでの疲労がようやく抜けてきて、太郎坊チャレンジで肋骨を痛めてしまいましたが、ジョグ程度ならまったく問題ない状態にまで回復しています。あとは、1日20kmのトレーニングを再開するだけ。
12月まで1日20km走るか、10kmプラス立ち仕事or筋トレをするか。もちろん、疲労が溜まらない程度に抑えますが、とにかく隙あらば走るスタイルで距離を積み重ねていきます。そのためにはパーソナルトレーニングもしくはライティングの仕事を増やしたいところです。
今回の天童ラ・フランスマラソンでは、パーソナルトレーニングで教えていることを意識して走ってみました。普段のレースでは無意識でやっていることなのですが、基本に立ち返るという意味も込めて、自分が教えている通りに、自分が教わっているつもりで再現。
そうすることで、教え方も上手くなるかなと期待していたのですが、想像以上にいい走りができたので、普段の走りがいかに雑だったのかを痛感しました。「足は重心の下に置いてくるだけ」「片足でしっかり体重を受ける」「足の回転は膝でコントロールする」などなど、やってることはとてもシンプルです。
でも、それをやり切るには体幹がしっかりしている必要がありますし、何よりも距離を踏んでいないと最後まで体が持ちません。私がいま、ハーフマラソンもフルマラソンも短く感じているのは、春から夏にかけてしっかり走り込んだから。そして体重を落とせているから。
何度もお伝えしていますが、マラソンのタイムは体重がすべてです。すべては言い過ぎかもしれませんが、月間300km以上走っていれば、体重以外の要素は誤差の範囲内です。もちろん軽くなることでの弊害もあります。ケガのリスクも高くなるので、パーソナルトレーニングではあまりお勧めしていません。
でも、自分のポテンシャルを100%引き出したいなら、そこを無視することはできません。だからケガには細心の注意を払って、削ぎ落としながら整えていくことになります。やっとそれができる体になってきました。1年前の自分を考えると、感慨深いものがあります。
整えるといえば、最近はファイテンのアイテムをフル活用しているのですが、レース中にリラックスできている感覚があり、かなり頼っています。薬事法などの関係もあるので、はっきりとは言えませんが、ここ最近のいい走りは、ファイテンを導入したことと無関係ではありません。
あとはもう神頼みではないのですが、天童ラ・フランスマラソンでは即身仏のご利益があるお守りをポケットに忍ばせていました。そんなことをしそうにないタイプに思えるかもしれませんが、「即身仏になる過程よりは苦しくない」と思えることが、走りに余裕を生み出してくれます。
ここまでくれば、使えるものは神様でも仏様でも使います。もちろん、それでいい結果が出ることが前提になりますが。そして、すべて神頼みにするのではなく、あくまでもベースは自分で積み上げていくこと。そのためにはまず、しっかり寝ることから始めるとしましょう。