目覚まし時計:無理やり起きるストレスをなくす

土日続けて5時台の電車に乗ることになり、いずれも4時半起床。11月だというのに外が寒くないのだけが救いですが、私はしっかり寝たいタイプ。体力を削る仕事をしていますし、何よりも1日20km走るとなると睡眠時間は8時間くらい欲しいところです。

ただ、この生活は自分で選んだものですし、大変ではありますが、充実してはいます。自宅の中にいただけでは経験できないことが沢山あり、そこにはたくさんの出会いもあります。それは大きな糧になり、いずれ自分を助けることになるはずです。

早寝早起きが理想とされていますが、運動をするのであれば早寝遅起きが基本。朝は目覚ましなしで、自然に目覚めることができれば完璧です。目覚まし時計で起きるというのは、人間にとってかなりストレスなこと。無理やり起こされる毎日が健康的なわけがありません。


そういう私は目覚まし時計時計ではなく、腕時計のバイブ機能で起きています。無理やり起こされるという点では同じですが、目覚まし時計ほどストレスはなく、それでいてドミトリーに泊まったときなどに、周りの人を起こすことなく起床できます。

かなり便利なグッズなのですが、なぜか利用している人が少ないようで、それこそドミトリーに泊まると、朝早くから常に誰かのスマホから、目覚まし時計のアラーム音が響きわたります。面白いもので、耳元で音が鳴っているはずなのに、大抵のケースは永遠にアラームが鳴り続けます。

それくらいアラーム音に対して人間は鈍感なのに、目覚まし時計というのは何十年前から大きく変わらず、そして無能ぶりをいかんなく発揮しています。それでも店頭からなくならないのは、必要としている人がそれだけいるのいうことなのでしょう。


人間は眠らないと、睡眠負債が増えていきます。最初のうちは「疲れてるかも」という感覚だったのが、気がつけば体が重たくなり、何をするにしてもいちいち疲れてしまいます。そんな状態になっても走る人がいますが、睡眠時間を削って走るというのは1ミリも賛成できません。

ランニングは疲労と回復のスポーツです。回復なくして成長しないわけで、睡眠時間を削って走るというのは、ランニングをまったく理解していないことになります。趣味の世界なので、どう走るのかは自由なわけですが、寝ないで走ると、いずれ大きなトラブルを抱える可能性があります。

日本人の睡眠時間の短さが問題視されることがよくありますが、睡眠時間が短いうえに無理やり起こされるわけです。その上にランニングによる疲労が蓄積されていく。それを改善できるのは自分だけなのに、寝ていない自分に酔って、頑張っているつもりになる。


世の中には本当に忙しくて寝る時間がないという人もいるのは理解しています。でも、それって本当に必要なことなんでしょうか?寝ないで何かをしなくてはいけないというのは、その時点ですでに破綻しています。破綻しているのを、寝ないことで隠しているだけ。

しっかり寝ましょう。目覚まし時計なしで起きれるくらい。そして夜更かしできないくらい、日中にしっかり運動しましょう。睡眠を人生の最優先事項とする。これだけで、ずいぶんと毎日が楽になります。睡眠時間を確保できれば頭も回るようになるので、仕事も楽しくなります。

睡眠の質とかそういうのは一旦無視して、とにかく睡眠時間を確保すること。そしてできるだけ目覚まし時計を使わずに起きる。少なくともランナーとして、自己ベスト更新を狙うのであれば、睡眠不足は1番の敵くらいに考えて、寝ないで走るなんてことはやめましょう。

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