中国ビザ免除:自由に行き来できる時代へ

数日前のニュースで、「中国政府が日本人に対する短期滞在ビザの免除」を検討し、早ければ今月から実施されるとのこと。昨年秋の万里の長城マラソンから数えて、3回のビザ申請をした立場からすると、本当にありがたいことで、1日でも早く再開してもらいたいところです。

ビザ申請のためには書類作成が必要になるのですが、その作業に1時間くらいかかりますし、ビザ取得前にホテルも飛行機も抑えなくてはいけなかったので、事前準備が苦手な私にはかなり大変な作業となっていました。そのうえ、申請のために有明まで行き、受け取るのにも有明まで行くことになります。

その作業にも徐々に慣れていきましたし、ビザセンター側もスムーズに受付できるようになったのもあり、今年の秋はかなり手続きのストレスも減りましたが、あの作業がないに越したことはありません。何よりも万里の長城マラソンの参加者数に影響するので。


今年の秋の大会には、私を除いて4人の日本人が参加してくれましたが、私にとっては完全に想定外でした。ビザという壁を越えてやってきてきれたのですから、当然ながら最大級のおもてなしをしました。それくらい、ビザ取得は手間のかかる作業なわけです。

それがなくなるだけでも、次のGWには20人くらいの日本人参加が見込めます。これまでコツコツ発信してきたのが、ようやく報われる日が来るわけです。こんな嬉しいことはありません。私の作業そのものも増えますし、参加費の送金も大変になりますが、それは嬉しい忙しさ。

きれいになった北京の街を1人でも多くの人に見てもらいたいですし、北京で美味しいものを食べてもらいたいところ。そして、中国に興味を持ってもらえる。万里の長城マラソン日本事務局はそのために存在するわけで、その活動がやっと再開できます。


もちろん、個人的にも嬉しく感じています。これまでは万里の長城マラソンのためだけに中国に行っていましたが、ビザ免除になれば、ふらっと上海や天津に行くことができます。わざわざビザを取得する必要がないので、自由に行き来できるわけです。

1度やってみたいのが天津経由で北京に行くこと。万里の長城マラソンのときでも構わないのですが、1回経験しておいてから、万里の長城マラソンのときに使うようにしたいところです。天津まではLCCが飛んでいるため、かなり安く中国に行くことができるので、簡単にできるなら中国に行く機会が間違いなく増えます。

やっとパンデミック前に戻るわけです。中国の物価高と円安の影響はまだ残っていますが、それと引き換えに外国人の移動がしやすくなり、外国人でもストレスなくスマホ決済できるようになっています。すべてが以前と同じというわけではありませんが、それでも喜びしかありません。


ただ喜んでばかりもいられません。北京旅人のサイトも万里の長城マラソンのサイトも情報更新をしなくてはいけませんし、ビザ免除のニュースも追い続けなくてはいけません。思わぬ落とし穴が用意されている可能性もありますので。

ここからはしっかり備えるターン。そして春の万里の長城マラソンで20人以上を受け入れられる体制にすることも必要になってきます。いきなり50人の参加みたいなことにはならないとは思いますが、そなっても焦らずに対応できるように備えておきます。

いずれにしても順調に行けばあと少しで高かった壁がなくなります。ようやく待ち望んだ日常が戻ってきます。ここからまた忙しくなりますが、それも私が望んだこと。参加者が増えることで、春の万里の長城マラソンは走れそうにありませんが、それも含めて気持ちを切り替えていくとします。

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