薄底シューズ:マラソンから走道へ

先週からポイント練習を再開しています。とはいえ、先週は400mのインターバル10本のところ4本でギブアップ。1ヶ月やっていないだけで、自分の出力と心肺機能のバランスが崩れたようで、簡単にスピードが出るのに心肺機能が付いてこない状態に陥ってしまいました。

昨日はその反省を踏まえて、ピッチを180で固定して足の回転数を上げすぎないように注意してみました。ところが今度は、前日に筋トレをしたこともあって400mを走りきれません。しかも2本走ったところでお腹がぐるぐるしてしまい、一時帰宅。

気を取り直して1本目からやり直したのですが、薄底シューズを履いていたのもあり、8本目くらいからふくらはぎに負荷がかかりすぎている感覚が。以前はジョグを裸足でやっていたのもあって、ふくらはぎがかなり強化されていたので、薄底によってふくらはぎがダメージを負う感覚は久しぶりです。


ちゃんと裸足ランニングもやらなくてはなと少し反省しましたが、愛媛マラソンまでにあれもこれもはできません。裸足ランニングの再開は愛媛マラソンが終わって、春になってからにします。別に靴を脱ぐだけですので、いつでも再開できますし。

ただ、体がわかりやすく反応してくれたことを喜んでいる自分もいます。弘前白神アップルマラソン後は、レースを詰めすぎたものあって体の感覚が鈍くて、常にエネルギーが枯渇しているような状態でしたが、ここにきてやる気もエネルギーも満ち溢れています。

そんな状態だから、体を思ったとおりに動かせます。人間の体というのは、結局のところ脳からの電気信号に正しく反応できるかどうかで動きが変わってきます。この感覚をサッカーをやっていたときに得られていたらと思いますが、そこはタラレバはなし。


今は自分がイメージした動きに対して、精度の高い電気信号を送れており、さらに筋肉がその信号どおりに動いてくれるので走るのが楽しくて仕方ありません。薄底シューズだとその精度がさらにアップするのですが、それだけ体の負担が大きくなります。

でも、短い距離を走る場合には、やはり軽量薄底であることが大事で、それを履きこなすだけの筋力を付けないといけないんだなと再確認しました。来年のRedBull400に出るかどうかはわかりませんが、階段や坂道を新しいフィールドにするなら、履くべきシューズが大きく変わってきそうです。

それこそ、裸足でトレーニングをして、レースで薄底シューズを履くというスタイルになるのか、それともまったく別の解にたどり着くのかはわかりません。はっきりしているのは今やっていることとまったく違う世界になるということ。


それについては、すでにワクワクしています。49歳にとってフルマラソンというのは長すぎる距離です。まだそれなりのタイムで走ることはできています。おそらくあと4〜5年は、本気で取り組めばサブ3.5は維持できます。でも、体に与えるダメージは年々大きくなり、体を蝕んでいきます。

それよりは、自分の体を正しく鍛えて、自分でしっかりコントロールできるようになる道を選びたい。そして、それを確認するために短い距離のレースや階段、坂道のレースに出るわけです。レースとの向き合い方も当然変わってきます。

マラソンから走道へ。来年からは道を極めるために走り続けます。そのために必要になってくるのが裸足であり、薄底シューズだと考えています。勝つためではなく、より正しく電気信号に体を反応させられるシューズを選ぶ。もしかしたら、その答えが「厚底シューズ」になるのかもしれませんが。

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