昨年あたりからマラソン大会の取材依頼が増えており、先週も2つの大会から取材可能という案内をいただき、もしかしたら湘南国際マラソンを走れるかもしれません。走れるといっても10kmなのですが、むしろ10kmであることが好都合だったりします。
まず、春の万里の長城マラソンに参加した外国人の方が湘南国際マラソンを走りに来るとのことでしたので、そもそも会いに行くつもりだったこと。取材するならやはりフルマラソンの写真が必要になり、できることなら富士山が背景になる写真を撮りたいところ。
フルマラソンに参加するとそんな余裕はありません。なぜなら、その日はシューズレビューも兼ねて走る予定になっているためです。今週水曜日に別のイベントでシューズを提供してもらえる可能性があり、それを記事にするのにそれなりに本気で走れる場が欲しかったので、渡りに船というやつです。
湘南国際マラソンは好きな大会のひとつで、初フルマラソンを走った大会でもあります。そのときが数少ないサブ3を達成できるタイミングだったような気がするので、もったいないことをしました。ただ、サブ3を達成していないから今の私がいるわけで、人生万事塞翁が馬なわけです。
湘南国際マラソンもマイカップ・マイボトルの大会になって1回も出ていません。それに同意できないというわけではなく、コロナ禍に気持ちばかり先走っていた感じがあったので、少しだけ距離を取りたくなっただけです。気持ちが先走るのはいいのですが、後始末があまり美しくなかったので。
それがようやく落ち着いてきて、本来やりたかった大会に近づけているようにも感じていたので、気にはしていたわけです。でも、やっぱり近場のマラソン大会ってどうも気分が乗りません。知り合いと一緒ならともかく、1人で参戦というのは面白みに欠けます。
遠征先なら1人打ち上げもいいのですが、近場のマラソン大会に出て、自宅に戻ってきて晩酌というのでは楽しくありません。それをするくらいなら、近くの公園で42kmを走るか、1日かけて旅ランするほうが魅力的に感じるわけです。
同日に秦野でもハーフマラソンが開催され、パーソナルトレーニングの教え子が参加するのですが、そちらも無許可の取材には行ったことがあるのですが、近すぎて参加しようという気持ちにはなりません。私にとってマラソン大会は旅と組み合わせるもの。もしくは打ち上げと組み合わせるものになっています。
走ることとの向き合い方が変わるであろう来年からは、どのようなスタンスになるのかはわかりません。おそらく普通のマラソン大会のために遠征する機会は減るはずです。遠くに行くならマラソン大会ではなく旅ランのためになります。
そうなると今度は近場のマラソン大会に出るような可能性もあります。たまにはレースに出たいけど、あまりお金をかけたくない。そうなってくると湘南国際マラソンなどの神奈川や東京で開催される大会を走る機会が増えるはずです。
もっともタイムは気にしないようになると、そもそもマラソン大会に気持ちが向かない可能性はあります。愛媛マラソンとまだ走ったことのない都道府県の大会を1つくらい。あとは取材で走らせてもらえれば走るくらいでしょうか。
マラソン大会はやはり記録とセットです。裸足で走るときを除いて、やはりそれなりにベストを尽くせないとレースそのものを楽しめません。そうなると無理して参加しなくてもいいかなと。マラソン大会だけがランニングの行き着く先ではありませんので。