人生を大きく変えるきっかけはいくつもありましたが、その中でも万里の長城マラソンという存在は私の人生を3回転半させたくらい大きなきっかけになります。万里の長城マラソンに出会っていなかったら、今ごろどこかの会社でそれなりの給料をもらって、程々に走っているただのランナーだった可能性があります。
RUNNING STREET 365があるのも万里の長城マラソンがあるからで、たくさんの人とつながっているのも、万里の長城マラソンがあってのこそ。コロナ禍はそんな万里の長城マラソンが開催できず、心にぽっかり穴が空いたような状態で、それを埋めるためにひたすら仕事をしていた気がします。
そして世界的なパンデミックが終わりを告げ、万里の長城マラソンもまた人集めからと思っていたら、中国側がビザ免除を再開しないという。この1年間ちょっとで、3回もビザ申請をしに有明まで足を運んでいます。最初の頃のドキドキは1ミリもなく、もうただの作業としてビザ申請手続きを進められるようになりました。
でも、もうそんな手続きは必要なくなりました。短期のビザ免除が確定して、11月30日以降は「今から北京に行ってくる」なんてことが可能になったわけです。当然のことながら万里の長城マラソン2025も、これまで以上の参加者が期待できます。
そして、ビザ免除が確定した日に合わせて、万里の長城マラソン2025のエントリーを開始しました。実際にエントリーがあるのは年明けからでしょうし、これまでより多くエントリーが期待できるといっても20〜30人くらいがいいところでしょう。
100人を超える参加者になるまで、5年はかかると思っています。ただ、それは必ず実現するつもりですし、狙っているのはそれ以上の規模です。将来的には春に150名、秋に50名くらいが参加してくれるようになると、1年間で200名ですので、それは決して小さな活動ではなくなります。
この数年間ずっとSNSで万里の長城マラソンの発信をしてきましたが、そろそろ情報発信のあり方を変えていく必要があります。ホームページは基本的にエントリーするための役割で、集客するのがSNSになります。今のところInstagramをメインに考えていて、Facebookは参加者同士のコミュニケーションの場。
実はInstagramがここ数年で、そのあり方がだいぶ変わってきているようで、かつての「インスタ映え」というのはもはや誰も使っていません。Instagramは小さなホームページのようなもの。そしてより多くの人に情報を届けられるようになっています。
ショート動画がバズれば1万人以上が万里の長城マラソンの存在を知ることになります。そうなると、1〜2人はエントリーを考えてくれるはずです。ホームページはただ待っているだけの存在ですので、SEOを頑張ったところで、できることは限られています。
Instagramでいくつかのテストをして、集客の流れもなんとなくではありますが見えてきました。RUNNING STREET 365も本来ならInstagramに移行したほうがいいくらい、今のWebサイトには限界があります。そしてSNSにはこれまで以上の可能性があります。
ただ、すぐに結果が出るほど甘くありません。万里の長城マラソンをもっと多くの人に知ってもらうには、かなりの試行錯誤をすることになります。それでも、何をすればいいのかは見えていますし、あと大事なのは失敗を恐れずにチャレンジすることだけ。
やらなくてはいけないことがまた増えてきましたが、やることがないよりも何倍も幸せなことです。ここからは愛媛マラソンに向けてしっかり準備をしながらも、数年後を見据えて万里の長城マラソンの集客もがんばっていくとしましょう。