私は男性の中では低身長で、161cmしかありません。それについてネガティブに考えることはなく、むしろ身長というものを個性のひとつくらいにしか考えていません。そして、知らない人に対する興味が薄いので、誰の背が高いとか低いとかは気にすることもありません。
サッカーをしていたときに、あと10cmあれば……なんて思ったことはあります。やはり身長が高いほうが有利ですし、何よりもフィジカルに差が出てきます。小さくてもパワーのある人はいますが、学生時代の私は今よりもランナー体型で、体重も50kg未満でした。
マラソンランナーとしては小さいことが武器になることもあるので、背が低いことはやはり個性のひとつだと思っています。ただ、力仕事をするようになってから、背の低さと力のなさがかなりマイナスになっているのを感じます。物理的に高いところに積まれた物を取ることができません。
体幹は安定しているほうなので、重い物を体で持つことは得意です。でも、シンプルに重たい物を持ち上げる力が足りません。そういうことが続けて起こってしまい、最近は少しだけマイナス思考になっています。もっと身長があれば、なんて考えても意味がないことを考えてしまったり。
「自分は役になっているのだろうか」どの職場に行ってもそう思うターンに入ってしまい、焦りが出てきました。アルバイトを始めて半年が経過しますが、もしかしたら誰もが通る道なのかもしれません。ここをどう乗り切るかが、運命の分かれ道なのかもしれません。
人間なのでどうしても気持ちのサイクルみたいなものはあります。勢いだけで天下を取れるような気がするときもあれば、自分の存在価値を疑ってしまうようなときもやってきます。流石にこの歳になれば、そんなサイクルに振り回されたりはしませんが、マイナス側に針が振り切れてしまうとどうにもなりません。
いまできることは、当たり前のことをひとつずつ積み重ねていくだけ。できないことをウジウジ悩んだところで、寝て起きたらできるようになっているなんてことはありません。できないことをできるようになるための努力も必要ですが、それはまず土台を安定させてからのこと。
いまの私は土台があまりにも不安定だから、「自分なんかが」みたいな発想になります。まずは絶対に揺るがない自分だけの土台を作ること。そして、現在抱えている「パワーがない」を解決していこうと思います。ただ、本格着手は愛媛マラソン後ということになりますが。
幸い、チョコザップにも加入していて、マシンを使ったトレーニングし放題です。自重トレーニングでは越えられない壁を、マシントレーニングで越えていきます。シンプルに重たい物を持てないと、災害発生時など本当に役に立たない存在になってしまうので。
私にしてみれば、重量物を持ち上げられないことよりも、災害発生時に何も出来ないことの方が大きな問題です。常々思っていることですが、足が速いなんていうのは、非常事態になんの役にも立ちません。やはり頼りになるのは「力のある人」です。
生きている間に南海トラフ大地震や首都直下型地震などが起きる可能性があります。富士山だっていつ噴火してもおかしくありません。そういうときに、まずは自分が困らないようにするために。そして、次に周りの人や困っている人を助けられるように、
理想は筋肉質であることが分からないくらいの体型で、いざ重たい荷物を持ったときに軽々と持ち運べること。その状態になったら、私はマイナス思考から解放されるのかもしれません。目指すべきは、小さくてもパワフルなおっさん。50代は力仕事を続けたいですしね。