これまで東京から北京へのフライトはLCCがなく、どれだけ安くても往復5万円台か最安値になります。海南航空が出始めの頃は、それこそLCCかと思うような金額のフライトがあり、人生で1度だけビジネスクラスを利用しましたが、今は8万円が相場となっています。
万里の長城マラソンにもっと参加者が集まれば、大会側の経費として渡航費を負担してもらえるのですが、日本から数人の参加ではそういうわけにもいきません。そうなると自腹で行くことになるのですが、実は北京ではなく天津までの春秋航空LCCがあり、それを使えば3万円台で北京に行けてしまいます。
天津から北京まで新幹線で45分。価格も1,000円程度なのでかなりお得です。次の万里の長城マラソンはそれで参加しようと考えていたのですが、北京旅人の記事を書いているときに、何気なく春秋航空のサイトで価格を検索していたら違和感が。
よく見ると成田空港発北京首都空港着になっています?何かの間違いかと思い、調べてみると、なんとこの夏から成田-北京便がJALの共同運行便としてフライトしているじゃないですか。これなら天津経由というまどろっこしいことをする必要がありません。
それも平日なら往復で3万円台。おそらくGWは割り増しになりますが、ANAなどが15万円くらいになることを考えると間違いなく割安。21時過ぎの到着ですが、使い慣れた北京首都空港ですので不安はありません(空港で寝て朝を迎えたこともあります)。
中国への短期間渡航はビザなしになりましたが、それによって利用者も増えるはずです。そうなるとすぐに撤退することも考えにくく、むしろ増便だって考えられます。もっとも、廃止になっても満席になっても天津便があれば問題ないといったメリットもあります。
競争原理を考えると、フルサービスの航空会社も少しは値段が安くなる可能性もあります。そして最大のメリットは、気軽に北京に行けるようになるということ。フライト代が安くなるだけでなく、ビザも不要ですので台湾に行くくらいの感覚で北京や天津に行けます。
そうなれば北京マラソンなどにも参加しやすくなり、世界がまた広がっていきます。しかも、現時点では「中国は不安」という人が多いので、圧倒的に優位な状況で情報発信できます。もうすでに庭のような北京ですが、もっと深いところまで知ることができるようになります。
天津旅人のサイトをを作るのもいいかもしれません。昨日も書きましたが、旅の情報発信はお金になります。しかも、北京旅人のガイドブックスタイルは他の誰もやっていないのでかなり優位性があります。その先にあるのは「旅を仕事にする」という未来。
今はマラソントレーニングに全振りしているので、「寝ずに働く」ができませんが、愛媛マラソンが終われば何でもありになります。アルバイトの時間を減らすために夜勤という働き方もできます。そして、空いた時間で情報発信したり、情報収集のために北京や天津に行くなんてこともできます。
北京までのLCCが就航したということで、未来が一気に開けたような気がします。そして、いまとてもいい流れが来ていて、それに乗れている感覚もあります。ただ、思わぬ波が起きるのも人生。大胆に攻めるときではありますが、足元を掬われないようにだけ気をつけます。
コロナ明けから2年。やっと戻ってきたという感覚はあります。だからこそ、現状維持で満足せずに、ここを足がかりにしっかり飛躍する1年にしたいところです。そのためにはいろいろ手放さなくてはいけませんが、50代を面白おかしく生きるために、踏ん張りどころだと考えてチャレンジしていきます。