逃走力:ランナーが役に立たない状況に備える

愛媛マラソンまで残り1ヶ月となりました。ここから劇的に走力が上がることはありませんので、しっかりと自分のポテンシャルを引き出せるように、コンディションを整えていこうと思います。とはいえ、年末に体調を崩した影響はまだ残っていて、無理はできない体ではあります。

13日の早朝に皇居で25kmくらい走っておくのを最後にして、長い距離を走るのもここで打ち止めです。アルバイトも入れすぎずに、じっくりと体を仕上げていきます。ただ、筋トレだけは続けていこうかと。いや、むしろここからできるのは筋トレくらいしかないと考えています。

1ヶ月では筋肥大するようなこともありませんので、週2回の筋トレをきちんと積み重ねて、出力を最大化しておきたいなと。数日前に自宅筋トレはしましたが、自宅だとジャンプ系のトレーニングができないことに気づき、ここからはチョコザップよりも公園でトレーニングしていきます。


筋トレは愛媛マラソンが終わったら、本格的に取り組むつもりです。これまではランナーという位置付けだったので、できるだけ上半身を鍛えないようにやってきましたが、ここからはオールラウンドな競技に対応できるように、上半身も鍛えていきます。

もちろんボディビルダーみたいになりたいわけではなくて、あくまでも「重たい荷物を持てる」レベルを目指します。今でも重たい荷物を持つこと自体はできますが、持ち上げるときに非力さを感じることが多々あります。それゆえに避けているアルバイトもあります。

日常生活の中で腕力なんて何の役にも立たないかもしれませんが、たとえは災害が発生したときに、少なくとも「速く走れる」よりも「重いものを持てる」のほうが役に立ちます。生きている間にまず間違いなく起こるであろう、大規模地震に備えて、筋トレは必須課題になります。

不思議なもので、このような「やっておいたほうがいい」という感覚はよく当たります。たとえばUberEatsの配達も「やっておいたほうがいい」と思っていたら、コロナ禍がやってきました。UberEatsを「離れたほうがいい」となって離れたら、ここ最近は壊滅的なことになっているのだとか。

再現性がないのであまり役に立たない能力ですが、感覚としてとても大事にしています。直感のような思いつきではなく、目の前で起きている現象に対して違和感を持ち、「これは逃げるべき」と判断する。カッコ悪い表現ですが「逃走力」という言葉が1番しっくりくるかもしれません。

私は基本的に逃げながら生きている人間です。問題と向き合うのは面倒ですし、人間関係だってできるだけコンパクトなほうがいいと思っています。荷物を減らしているのも、いつだって逃げ出せるようにしておきたいから。いつでも軽自動車1台で逃げ出せるようにしておきたいというのが本音です。


そんな私が「本気で走る」から逃げ出すのは、きっと世の中を見ていて、そこにリスクがあると感じたか、それをやっている場合ではないと感じたから。そして、いま「筋力をつけなくては」と本能的に考えているわけです。当たらないことを願っていますが、数年のうちにその判断でよかったと感じる出来事が起きるはずです。

もちろんここから1ヶ月は本当にマラソンのためだけの時間になります。しっかり寝て、しっかり食べて、心と体を研ぎ澄ませていく。少なくとも愛媛マラソンを走り終えたときに「やり切った」と思えるように。未練くらいみっともないものはありませんから。

泣いても笑ってもあと1ヶ月。その先にどんな未来が待っているのかはまだ分かりませんが、できることはそれほど多くありません。だから、こそやれること、やるべきことをしっかり積み上げていきます。そのためにまずは体調を整えるところから。

著:自衛隊, 著:防衛省, 編集:マガジンハウス
¥917 (2025/01/09 07:48時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次